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[現実]
浮浪者から金持ち…確実に存在する。
▽他の女の子達と別れ、私はアミについて行った…ついた先は高級マンション。
オートロックの入り口に監視カメラに管理人常在。
慣れた手つきでロックを解除し、堂々とマンションへ入る。
403号室…鍵を開けながら
[パパの部屋なの。月に一回、日本に帰ってくる。居ない間は私が住んでもいいの]
アミは言った。
[やっぱ愛人は金持ちじゃなきゃ]
アミは舌を出して笑った。
20人は余裕で入る位のバカ広いワンルーム。
テレビの前に革張りのソファーがあり、その周りだけ雑誌や化粧品が転がってる。
私は立ったままだった。
[何してんの?こっちにおいでよ]
アミの声に従った。
重厚な家具に大きなテレビ…間接照明に、デキャンタ。ワインラック。
まさにお金持ちの部屋だった。
[パパが帰って来た時に相手して月20万の小遣いと、このマンションに住めるのよ]
アミは屈託なく言った。
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