東京

むかしむかし

魔法使いがいった

「あなたは東に行くよ」


23の春

目に見えない糸にひかれて

気付いたら東の街にいた


28の冬

すべてが終わり闇の中

途方にくれたわたし

向かい入れてくれた西の街


そして

また東の街で

何かを待ち続けて

何かが終わる


魔法使いさん、


I can't see any future for me

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る