何もしてやれなかった
片思いの女性の話にただ聞いてはうんうんと返すだけの自分だった。一緒に帰った道も、貴女の声も、貴女の笑顔も、今は遠い。自分は不安と見えない何かに押し潰されそうだ。けれども、ひとつわかった。貴女の話を聞くだけでもそれで十分なのだと。貴女は今は遠い。けれども、自分は自分のやるべきことに全力を出したい。冬のカクヨム短編コンテスト、自分は頑張る。また貴女の話を聞きたいから。また会えたらいいなあ、今は自分のやるべきことに全力を出したい。
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