第6章 主な登場人物

第6章 主な登場人物


※階級・年齢は帝国暦383年当初のもの。

※第5章までのネタバレが含まれているので、お気をつけください。


==〖帝国〗 ===========


【アトロン連隊】

◆エリウ=アトロン

帝国陸軍大佐 右翼・第3連隊指揮官。

帝国東征軍総司令官・ズフタフ=アトロン大将の1人娘。

通称「レディ・アトロン」。

性質は苛烈で武断。「猛撃の女連隊長」の異名のとおり、戦場での勇ましい逸話は枚挙にいとまがない。

鍛錬によってつちかったたくましくしなやかな体躯に、紅茶(レモンティー?)色の髪、分厚い唇、整った眉を持つ30歳。

引き取り手のなかった、セラ=レイス一党を自らの連隊に迎える。

旗印は父と同じ「コガネムシ」だが、レディ・アトロン直属部隊は特別に「黒コガネ」を用意。


 ※アトロン家の旗印を、「二頭牡鹿」⇒「コガネムシ」に変更します。



◆セラ=レイス 

帝国陸軍少佐。

紅毛にあおい眼、長身が特徴の26歳。

帝国屈指の作戦立案家。

脇役に過ぎなかった砲兵を作戦の中枢に据えるなど、その発想は旧態依然としたものにとどまらない。

ヴィムル河流域会戦に端を発する「懲罰人事」により、配下もろとも右翼・第3連隊(アトロン連隊)に左遷された。

いまさらながら旗印は「大砲に金貨を添えて」


◆キイルタ=トラフ

レイス家に代々仕えてきたトラフ家の息女。

帝国陸軍中尉。

レイスの腹心。レイス隊女性副長。

灰色の瞳、蒼みがかった黒髪が美しい24歳。


◆アシイン=ゴウラ

帝国陸軍少尉。

レイス隊の先任少尉。

巨漢、厚い胸板、太い腕、黒い短髪(五分刈り)。

快活な性格ながら、暑苦しい。


◆アレン=カムハル

帝国陸軍少尉。

レイス隊の将校。

猫背で几帳面。

喜怒哀楽に欠け、左目にかかった前髪はやや神経質そうな印象を与える。

第3連隊なら、バイオリンの練習する時間が取れそうだ。


◆ニアム=レクレナ

帝国陸軍少尉。

レイス隊の新米将校。

蜂蜜色のボブヘアが躍動的。

天然と積極性のハイブリッドな乙女。


◆ブライアン=フェドラー

エリウ=アトロン麾下の中年中佐。

レディ・アトロンの傅役もりやく



【東都ダンダアク】

◆ターン=ブリクリウ

帝国陸軍大将。

「歩くラード」アルイル=オーラムの傅役。

瘦身長躯にして狐のような容貌の67歳。

ポマードでで上げた黒髪、黒い外套・黒い軍靴から、レイスが付けたあだ名は「黒狐」。

ヴィムル河流域会戦後、調査団を率いて現地入り。査問官として引き連れてきた子飼いの部下たちを東征軍、副将、参謀長、さらに参謀部の後任にそれぞれ据える。

同時にブレゴン、ビレー両先任少将を中将に昇格させた。



【帝国東征軍 総司令部幕僚】

◆ズフタフ=アトロン

帝国陸軍大将。

帝国東征軍総司令官を務める。

白髪白髭、朴訥ぼくとつとした69歳の老将。

ふさふさとした口髭、もそもそとした喋り方。

野暮ったさが抜けず、付いたあだ名は「農夫」。

エリウ=アトロンは実娘じつじょう



【帝国東征軍】

◆エイグン=ビレー

帝国軍中将。

四将軍の1人で無類の馬好きの53歳。

ヴィムル河流域会戦に端を発する「懲罰人事」により、中将に昇格。

同じく中将に昇格したブレゴン派閥と対立する。

帝国東岸領南部を領す。

帝国東征軍右翼・第1軍団を統べる。

小柄で甲高い声。

最近寂しくなった頭部を軍帽で隠している。あだ名は「禿げ鼠」。


◆ゲイル=ミレド

帝国軍少将。

四将軍の1人で50歳。

出っ歯を光らせ、ビレーに従う。

帝国東征軍右翼・第1師団指揮官。

ビレー家に次ぐ規模で、東岸南部を領す。



==〖ヴァナヘイム国〗 =======


【ヴァナヘイム国軍】

◆アルヴァ=オーズ

ヴァナヘイム国軍中将。

同国随一の猛将であり、第1師団長を務める。

旗印は「二枚斧」。

帝国大使館を襲い、帝国・ヴァナヘイ国開戦の火蓋を切って落とす。




【作者からのお願い】

この先も「航跡」は続いていきます。


第6章では、帝国フェイズで物語が進んでいきます。

帝国軍右翼第3連隊に左遷されたレイスの活躍に期待いただける方、

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レイスたちの乗った船の推進力となりますので、何卒、よろしくお願い申し上げます🚢

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