強く どんなことがあっても
みんな避難所に避難してたからか、避難所周辺以外は、まだ車も人も少なかった
「おい お前の研究所ってたしか密閉されてる部屋とかあったよな」(おじさん)
「あぁ、うちはウイルスとか研究してるからな」(???)
「そこに避難させてくれねぇか?」
「避難?そんなやばいか?あれ」(???)
「あぁ やばい」
「ったく しゃーねーな」(???)
「ありがとう」
「今おれの知り合いに連絡した。群馬の山奥にウイルスを研究している施設がある。そこなら密閉されているから例の地球のワクチンやらが来ても大丈夫だと思う」
「ありがとうございます」(僕達)
どうしてこんなに親切にしてくれるのだろう
スマホにたくさんのlinイーが親からきていた。
返信する気には、なれなかった
道中
「おれは、高橋拓郎という名前だ 今は、ゴルフ場で働いている」
「僕は、佐藤武と言います。」
「僕は、鈴木御来です。」
「実はな、おれは、元警察官でなその時の最後の事件でさっき電話してたおれの友人の彼にあったんだ」
「その事件ってどんな事件だったんですか?」(たけし)
「おっと 世の中には、知らない方がいいことだってあるんだぞ まぁおれは、その事件がきっかけで警察を辞めたんだけどな」
高橋さんは、少し悲しそうだった
「なんかすいません 変なこと聞いちゃって」
「まぁ気にすることはない もう昔のことだし今は、幸せに暮らしている。いい加減忘れないとな」
声が震えていた
車は、少し霧がかった山の中に入っていった
「あと15分くらいで着くぞ」
その時だった
「緊急速報です。地球のワクチンによる死者が300万人を超えました東京周辺の県のインフラは、完全に麻痺しました。関東圏の方は、至急避難してください」
「おいどうなってんだよ まさかお母さんとかお父さんとか生きてるよね 早くlinイーしないと」(みくる)
みくるは、顔を青ざめていた。
早く僕もlinイーしないと
「お母さんお父さんどうして?連絡がつかないよねぇなんでどうしてだよ」(みくる)
そんな声が聞こえたが僕は、それどころじゃなかった
「嘘だろ」...
..........
.....
...
なんでどうして?どうして?
「たけし お母さんたちも一緒に逃げればよかった
たけしもし生きててこのメッセージを読んでるなら私たちは、空から見守ってるから強く生きるんだよ話ちゃんと聞かないで置いていってごめんね」
「なんで、なんでだよお母さんお父さん置いてかないでよ」
まるで蛇口の水かのように大量の涙が目からこぼれた後悔と自責の念でもう耐えられなかった
涙で体が覆われた時
「前を向け そして強く生きろ
生き抜くんだ
どんなことがあっても下を向いちゃいけない」
そう言ったのは、高橋さんだった
でも僕は、前を向けなかった
みくるとちがって
ぼくは、 弱虫だ
「おい、研究所についたぞ いつまで泣いているんだ下を向いて立って意味がないだろ」
「お前になにがわかるんだおれの気持ちは、おれにしかわかんねーんだよ」(たけし)
言ってしまった じぶんでは、もう気付いていたくせに
「そうか ごめんな たけし」
え?
ぼくは、叩いて欲しかった高橋さんだってみくるだって辛いはずなのに
1人だけこんなに
挫けている時間なんて
ないのに
「久しぶりだね拓郎」
暗い声で男は、そう言ったのた
「久しぶりだな蓮」
「この子たちは?」
「この子たちは、みくるくんとたけしくんだ。同じ地域に住んでる子供で一緒に逃げてきたんだ」
「よろしくお願いします鈴木御来っていいます」
「よろしくみくるくんぼくは、田中蓮だよ」
僕は、泣いてなにも話せなかった
「たけしくんもよろしくね」
とても優しい声だった
「案内するからついてきて たいへんだったね 本当にあんなテロ起こされて」
僕はみくるの手を握って下を向いてついて行った
「ここは、サブ研究所。今危ないことしてて危険だからここには、入っちゃだめだよ」
さらに奥に進む
「ここがメイン研究室ここなら密閉されてて安全だし
ずっと観察したりしなきゃいけないしここから出たら失敗しちゃうこともあるから交代用のベッドもある」
田中さんは、部屋の隅の薄暗いところを指して言った
「んでここが食料倉庫。一応ここ山の中だからしょっちゅう食べ物買いに行けないんだよね」
研究室の中には、田中さんや僕達の他にも何人か研究員らしき人たちがいた。
「みんな今は、こんなにピリピリしてるけど普段は、意外と天然な奴もいるんだぜ
そして今サブ研究所室では、地球のワクチンについての研究をしている 地球のワクチンで使われた植物とかは、手に入ってないから詳しくは、わからないんだけど多分あれは、ohp毒だ あの毒は、今から4年前bw財団という生物兵器兵器を使ってた人たちがいてね
もちろん違法でさ その時に作られてた毒なんだよ
まだそうなのか分からないけどいまは、その毒についてサブ研究室で研究している」
一瞬高橋さんが下を向いた
「あのときは、ごめんな」
「いや、拓郎あれのおかげで助かったんだありがとう」
高橋さんと田中さんは、よく分からない会話をしていた。
「これ水喉乾いてるでしょ?あと今日は、疲れたと思うから少し休むといいよ」
そう言って田中さんは、作業を始めた
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