ソラユメ

きみに唇寄せたら

すべて救われる気がした

工業が吐く煙から隠れて

ふたりぼっちに酔ってたい


きみに胃液をまぶしたら

述べて報われる気がした

金属達の嗤いなど忘れて

くたりベッドに沿ってたい


足んない つまんない

血中濃度(get you no,no)

回んない ツラいくらい

たった六時間で居なくならないで


我儘じゃないじゃないだってだって

強がってみたって宥める役は

きみじゃないとじゃないだってだって

縋るみたいな震えも抱いてね

もうどうしよう、依存症


あぁ 息も継げないで

伸ばした手にkissした次に

あぁ 訳も告げないで

どうにかなるまで侵してくださいな


悪用じゃないじゃないだってだって

むずかってみたって宥める薬は

きみじゃないとじゃないだってだって

蛙みたいな嘔吐きも抱いてね

逃走しよう、理想郷

もうどうしよう、依存症

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る