第6話 ステータスの回

「「「「ステータスオープン」」」」


 皆で一緒に言った。

 まずは勇者からだ。


【 名 前 】 アキト・ムラヤマ

【 年 齢 】 20

【 職 業 】 勇者

【 レベル 】 1

【 体 力 】 100

【 魔 力 】 100

【 攻撃力 】 100 

【 防御力 】 100

【 俊敏性 】 80

【  運  】 100


【 スキル 】 鑑定 アイテムボックス 四元素魔法 光魔法 聖魔法 剣術


【固有スキル】 勇者の心 聖なる輝き



 強いし万能だ。近距離も遠距離もできるさすがは勇者だ。

 勇者の心は今は全ステータスを少し強化するスキルだが覚醒すると何かが起こるスキル。聖なる輝きはどんな異常状態も効かないスキル。地味に強いというか誰もが欲しいスキルであるな。


 次に賢者。



【 名 前 】 リョウ・アキヤマ

【 年 齢 】 20

【 職 業 】 賢者

【 レベル 】 1

【 体 力 】 100

【 魔 力 】 300

【 攻撃力 】 75

【 防御力 】 100

【 俊敏性 】 60

【  運  】 70


【 スキル 】 鑑定 アイテムボックス 四元素魔法 光魔法 闇魔法 雷魔法 結界


【固有スキル】 知識在る者 無限なる魔力


 やっぱり、魔法特化のステータスとスキルだな。気になるのは無限なる魔力だけど、聞いてみたらレベルが上がるごとに魔力が人よりも多く増えるらしい。それも無限に増えていくと。それはかなり有益なスキルだ。

 ちなみに知識在る者は常に図書館が頭にあると思えばいいスキルだらしいと言っていた。


 次に剣聖


【 名 前 】 シン・サトウ

【 年 齢 】 19

【 職 業 】 剣聖

【 レベル 】 1

【 体 力 】 200

【 魔 力 】 80

【 攻撃力 】 150

【 防御力 】 150

【 俊敏性 】 50

【  運  】 40


【 スキル 】 鑑定 アイテムボックス 

 剣豪 盾術 風魔法 土魔法 雷魔法 身体強化 


【固有スキル】 一刀両断 要塞


 こっちは近接よりだな、体力、攻撃力、防御力は他の二人より多い。

 固有スキルの一刀両断は防御力を攻撃力に変換するスキルで、要塞はその逆で攻撃力を防御力に変換するスキルとのことだ。


 最後に俺だな。緊張するぞ、これは。


【 名 前 】 シュンイチ・カブラギ

【 年 齢 】 28

【 職 業 】 巻き込まれた商人

【 レベル 】 1

【 体 力 】  60

【 魔 力 】  50

【 攻撃力 】  40

【 防御力 】  70

【 俊敏性 】  40

【  運  】 200


【 スキル 】 鑑定 アイテムボックス 

 交渉 弓術 調合 料理 水魔法 回復魔法


【固有スキル】 ショッピング 神の豪運


 ステータス的には戦闘に向かないタイプだ。やるとしたら弓での遠距離攻撃と回復がメインだな。

 あとは戦闘に不向きのスキルだ。

 固有スキルのショッピングは前に居た世界の商品が買えるスキル、ただ値段が異世界価格で少し割高になっており、買うときはこちらのお金をチャージしないと買えないのだ。

 あと神の豪運はただの運が高くなりますよというスキル。

 少しおかしいのはイベントが多発しますよという説明があるのだ。これは嫌な予感しかしない。


 少し、静まってから勇者アキトが口を開く。

「これで、皆のステータスを見たわけだがこれはレベリングが必要だな。このままではかなり弱いしスキルも弱い。明日から討伐系の依頼をしようぜ!!」


 次に賢者リョウが、

「そうですね。そのためにはこの後武器と防具、道具類を買いに行きましょう。」


 すると剣聖シンが、

「その前にだ。シュンイチさん。貴方のスキル、ショッピングは日本の商品が買えるのか?」

「あぁ、買えるぞ」

「なら、醤油もか?」

「あぁ、買えるし味噌もカレールーも買えるぞ」

「よし、ならシュンイチさんに料理とか任せてもいいですか?自分出来ないんでお願いします!!」

「俺も!!」「私もお願いします」

「あー、そんな事か。いいぞ、その代わり戦闘面を任せるけどいいか?」

「「「はい!!!」」」


「で、この後どうするんだ?」

「はい、城から教えてもらった大きい商会に行って買い物します。あと、その他の店にも行きます。一つの店だと不安もあるので」


「わかった」

「じゃあ、行きますか。リョウ、案内を頼む」

「はぁ、覚えて下さいよ道ぐらい。アキトは昔から覚えないんだから」

「そうだぞ、覚えらアキト。次に1人でも行くかも知れないんだから」

「わかったよ、これから覚えるよ」

「それでいいんです」


 そうして俺たちは部屋を出て、買い物をしに商会へと向かった。

 あとで分かったことはこの後起きることには神の豪運が関わっていることになっていようとは。

 それを知らずに歩く4人であった。










 



















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