とある子供の日記②

××月××日

お父さんと女の人が楽しそうだ

ケーキやお肉美味しそうだな

僕は外のベランダでただじっと待った


暗くなっても女の人は帰らない

ベランダの手すりを掴んで道行く人を見る

でも誰も助けてくれない

みんな僕を見ると顔を逸らして居なくなっちゃう


僕は冷たい雪の上に横になる

このまま眠ろう、、、


ーーーーーーー


ザクザクと誰かが歩く音がして

僕は目を覚ます

でも寒くて動けないもういいやって寝ようとしたら

部屋の中から凄い声が聞こえてきて

ベランダの窓が開く音がした

知らない人の声がする

その人は僕を抱っこして暖かい部屋の中に戻る

暖かいお布団の上に寝かせてくれた

“もう大丈夫、君にプレゼントを持ってきたんだ

良い夢を、、、メリークリスマス”


そう言って頭を撫でて子守唄を歌ってくれた





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