衰退

自分の意思と反対に   

手足の痺れが増していく   


まだ止まるな動けるだろうと

思考を巡らせる


思考は脳に伝わっても

体には伝わらない


やがて節々が軋(きし)み出し 

地に伏せる


限界を知らせる痛みが体を走り

もう立ち上がる力さえ奪われていった

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