第2話【身体測定】
今日も元気に濃すぎる日常を送る小杉くん
そんな小杉くんの愛用する鉛筆は2B
今日も右手には鉛筆の跡が黒く輝いていた
今日は彼ら男子にとっての優劣が決まる日そう身体測定である
「とうとうこの日がやってきたな」
「おう今日こそ去年の雪辱を晴らしてやる」
そう意気込む友達AとBの結果はA君142cm、B君144cm
「よっしゃ今年も俺の勝ちー♪」
「クソッー負けたー」
そんな二人を横目に小杉くんの番が回ってきた
「あら?小杉くん体重も一緒に計るから上着は脱いでね」
「はい」
上着を脱ぐ小杉くんは少年の姿から大人の姿へと変身したのであった
迸る胸毛に下腹部から伸びる一筋のギャランドゥ
そんな小杉くんの裸体を目の当たりにした二人は自分達がどれほどちっぽけな事で争っていたかと思わされた一日であった
「明日から小杉くんじゃなくて小杉さんだな」
「そうだね」
今日も今日とて平常運転の小杉くんであった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます