仕事人間と呼ばれる俺

大田誠翔

第1話俺のこと

俺、安田大(haru)。

ごく普通の、どこにでも居るような社会人。

周りには「元気やな」「楽しそうやな」「いっつも居るな」

なんて言われながら過ごす毎日。

確かに元気やし、ある意味毎日楽しいし間違いではない!

ま、さすがに365日働いてるわけやないからいっつも居るわけじゃないけど、

声でかいし、よく喋ってるし居るように見えるのかもしれん。

たまに連休あったりすると「しばらく居らんかったやろ」とか言われる。

俺って愛されてるやん、求めてられてるやんなんて思ってしまう。

すぐに勘違いしてしまうところが俺のアホなところ。

でも、やっぱりそういう反応は嬉しい。

素直に嬉しいと思う。

だから辞められへんのよな。

寝る前には“明日も仕事か〜”“休みやったらええのに”とか

朝起きる時には“もうちょっと寝たいな…”“めんどくさいな〜”って思う。

家出る直前まで憂鬱な時もあるけど、職場に着くとスイッチ入るみたいに

笑って喋ってたりするんよな…

ホンマ不思議なもんやで


小さい頃の俺は無邪気って言葉が似合う子供やったらしい。

自分では覚えて無いけど、親に連れられて行ったライブとかではいきなり舞台に上げられても物怖じせずみんなに投げキッスとかしてたらしいし、幼稚園とかでも走ってって先生に抱きついたりしてたって、俺は全く覚えてないんよ。

ま、子供なんてみんな無邪気なんやろうけどね。


大人になった今も自由に、楽しむ事を忘れんと過ごせてるのはやっぱり親の影響が大きいと思う。

両親とも今も楽しそうに過ごしてるっていうか、何事も楽しもうとしてるかな?

ホンマ元気やなって思う。

あ、俺の家族はもちろん両親と後妹が1人の4人家族。

俺は今実家出て一人暮らししてるからたまにホームシックになったりする。

そんな大好きな、大切な家族の話しはまた後で。

しばらく俺って奴の話聞いてくれると嬉しいな。


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