2・世界観概説

 時は現代‥‥‥ある時起こった突然の環境変化により、地球上の汚染が消えた……だが、それから少し経って異形の怪物がどこからともなく現れ、大勢の人々がその怪物の餌食となりながらも人類の中に、抵抗する手段となる力を持つ者が現れはじめた。


 それは「魔法」……出処不明の魔導書を読んだり、突然その力に目覚めたりなど、要因は様々だがこの力によって人類は平穏を取り戻し、科学技術より優れた新たな技術として研究し始める。


 しかし、「魔法」を使える者が現れた頃と同時期に肉体が科学的には有り得ない変異を起こす者たちが現れた。


 皮膚が銃弾も通さない強度になったり、突然怪力になったり、はたまた数秒先の未来を予知できる者が現れ、その者たちの共通点がその危険性から非合法とされている魔法薬や魔道具を取り扱う者たちということもあり、原因は魔力による肉体の汚染とされている。


 そして、そこに着目した国連政府は秘密裏に日本で魔力汚染を利用した人体実験を行ったが……研究者の中に国際指名手配テロ組織の人間がスパイとして潜り込んでいたことと、実験体が暴れたことで研究施設は崩壊……情報がメディアにも漏れたこともあって実験は中止となった。


 政府は最終的に高い科学技術力を駆使し、法治国家の日本でも、ある特殊な仕事をしている者たちも強力な実弾兵器の使用と所持が出来るようにすることで問題を解決することと相成る。


 その仕事をしている者たちは通称・ハントレスと呼ばれており、今までの日本警察では所持できない強力な銃火器や、装備などを使用できるが政府の技術士が設定したライセンスにより、銃火器に対して様々なリミッターが取り付けられ、高い安全性が保障された。


 しかし、魔法や異形の怪物に対する研究に執着する余り、科学研究の勢いはおちたままで、更に政府の人間は魔力汚染で変異した者たちを危険視し、人工島に隔離したが、人体実験の事が公になったことが原因で統治が崩壊……数か月の間、紛争地帯となり、紛争が終わった今でも当時のことを忘れられない人間が多くいる。


 そんな世界で君たちプレイヤーがやることは夕闇市の住民兼ハントレスとなり、事件を解決して生き延びることだ。


 プレイヤーの選択がどんな結果を生むかは選んでからのお楽しみ! 表の仕事も人それぞれ! キチンとした仕事に就いている働き者に、ストリートのアーティストやパフォーマー、そして司法機関に属する者もいれば、酒場の用心棒から放浪者とどんなロールプレイをするかは君次第! 


さあ! 思いっきり暴れてやろう!

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