時間


髪を乾かすのも忘れて小説に没頭。

肌寒くなってからやっと髪にドライヤーをかける。


今までいろいろなヘアースタイルをしてみたの。

でもやっぱり今のパーマが私に一番似合う。


ライトブラウンに染め、後ろに縛っても広がらない程度の緩やかなパーマ。


眉の手入れ。肌の手入れ。

時間をいくらかけても終わらない。

小説読む時間は削りたくない。でも綺麗でいる為の時間はかけたい。


エステに行きたいけれど、男ってバレるから行かない。行けない。


私はずっと1人で生きていく。

私を理解してくれる人なんかいない。


ひょっとしたらいるかも…すぐに打ち消す。

淡い期待は絶望へ繋がる。

イヤという程味わってきた。


キリがつかない手入れをそこそこにベッドに入る。

本をまた開く。


☆今のうちに言っとくわ。

お休みなさい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る