第5話 あらすじのタブーと書くべきことって?


 今回はドラマの構成作家をしている友人から聞いたあらすじのタブーと書くべきことについて。


”注意事項”


 タブーもあくまで友人が言っていることであり、友人自身「小説のあらすじでこれついてたら弾く」と言ってるだけです。


 友人が言うタブーは


「主人公は長い旅路の果てで【何を思い、何を得るのか!?】 それは皆さまと一緒に見てほしいと思います」


 【】で囲まれている煽り文句がタブーだそうです。

 良く見聞きする単語じゃないかなと私は思いましたが、友人曰く


「この煽り文句は映画や2時間ドラマなど短い時間の映像作品にのみ許された言葉」


 だそうです。

 小説ではなぜ駄目なのかというと……


「ラストって何時よ? いつまで待って、何話まで見続けたらいいの? 100話も話続いて、主人公何も思ってなくて見てもいなかったらどうするんだ? 2時間の映画ならB級駄作を見たで済むけど、年単位で追いかけてオチがそれだと俺キレるぞ」


 とのこと。

 答えはCMの後!のように短い時間で待たされるならいいが、場合によっては年単位で連載する小説作品でこの煽り文句だされると待てないと言っていました。


 あらすじに書くべきことは物語の全体の流れとオチを三行で書け。

 理由は作品検索で表示されるあらすじが三行であること、短い文で書ききれないなら余分な肉がついてるから見直せとのこと。


 皆様の中にはオチを書いたら読む人いないんじゃと思う人いるかもしれませんが、友人曰く


「面白ければオチが分かっても読めるし、オチをかいても読みたくなる作品書けよ」


 とのこと。


 私自身、オチをあらすじで書いても物語によっては十分読んでもらえると思っています。


 例えば異世界召喚されて魔王を倒しますとあらすじで書いてあっても、どう倒すかは書いていませんし、魔王の倒し方も、討伐なのか転倒させるのか色々あると思います。


 別の例えで学園恋愛物の作品のあらすじが


「五人のヒロインと交流し、卒業式に告白する」


 だったら大まかな物語のオチはばらしていますが、どのヒロインに告白するかまでは作品を読まないとわからないと思います。

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