第243話 下半身は

「は、話しておきたいことッてェ……」

 改まって、いったいなんだろう。



 僕はヒカリのたわわに実ったオッパイから目が離せない。



 下半身は異様に熱く火照ほてっていた。


 勃起不全EDになってから女性の前で、こんな経験は初めてだ。



「フフ…、抱きしめてェ……✨😌✨💕」

 不意に、ヒカリは両手を広げ僕を招いた。



「えェ……😳💦💦 あ、ハ……、ハイ」

 ゆっくりと僕は彼女に近寄っていく。



 股間が痛いほどビンビンに突っ張っているので、腰をかがめないと前に進めない。



「ゴックン……😳💦💦💦」思わず、生唾を飲み込んだ。

 かすかに震える腕を伸ばし彼女を抱きしめた。



 甘美で蠱惑こわく的な香水の匂いが僕の鼻孔をくすぐった。

 心臓がドキドキしてきた。



「ううゥ…… ヒカリさん。話しッて……

 何でしょうか」

 彼女の身体は思った以上に細く華奢だ。


 力を込めると壊れてしまいそうなほど繊細で柔らかい。



 この華奢な身体で、あの百キロはある巨漢のモヒカンをで倒したとは思えない。



 二人の間に重苦しい沈黙が宿った。


 夜空をいろどる打ち上げ花火の音だけが響いてきた。



 


∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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