第2話


病院の待合室でスマホを見ていると、なぜか、とても昔にあっているような気がする人がいた。

そんなことがあるわけないのに。

でも、その人の顔を見るととても懐かしくて、何故かドキドキしてしまうのだ。


その日、その人を見てから、私はその人のことが忘れられなくなっていた。


ある日、私が会社に行こうとすると、その人が乗ってきた。とてもびっくりしたけど、スマホをずっとみて、その人のことは見ないようにしていた。

その人は病院の最寄り駅で降りた。

(あの人はなんで病院にあんなに行っているのかな…)


会社に着き、プリンターで印刷をして、立とうと思った時に、倒れてしまった。

発作が起きてしまったのだ。

今日の朝、薬を飲むのを忘れていたのだ。

(あ。私バカだな…、飲まないと死ぬのに…、でも、別に死んでもいいかな…)




私は、まだ生きていいらしい。


戸川香莉は、目が覚めた。

すると、両親や香莉の友達が多く来ていて、とてもびっくりした。


母に今いつ?と聞くと、「あなたは1ヶ月眠ってたんだよ。だから今は11月27日だよ。」

(1ヶ月…薬を朝飲むの忘れただけで、こんなことになるのか…ちゃんと飲まないとな…)


数日後

私は退院出来た。

1回発作が起きてしまったため、通院は月2回に増やされてしまったが…

生きられることを嬉しく思わないといけないと思った。

(私がいない1ヶ月何してたのかなー)






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