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楽しかった日々は続く。

何より、他人を好きなようにできる行為には、SEXでもお金でも得られない快楽。


人の欲望を叶えてあげられる。

一種の倒錯した神になった気分…感情が高揚する。


普段から女王様のような高飛車な態度はとらない。

ハイヒールを掃き、ボンテージを着て、ムチやバイブを手にし…ステージに立った時だけ私は女王様になる。


だんだんと快楽を解放していく可愛いマゾ達。


愛おしい。


我慢に我慢させ絶頂にイカす。

観客も同じ…より気持ち良くさせたい。


だからショーは色々考えた。

モニターと小さいビデオカメラを使ったり。


ステージは私の生きがいだった。


恋愛…そもそも私には[愛]がないと思う。

違う…[愛]が分からないと思う。知らないのだ。


SEX…快楽は充分得られてる。

月に一度、レズショーをやる。

私が男役…充分に満足できる。


[愛]…愛を向ける対象は私…ナルシストかもしれない…。


私の髪の毛。黒く長くストレートでつややか。もうすぐ背中の真ん中に届く。


背は女にしては高い…166センチ。


余分な脂肪が全くないウエスト…バストは大きくはないが、立てば引力に逆らってまだツンと上を向いている。

ボンデージを着けたら、より一層メリハリが付き官能的な女性が憧れるボディそのものになる。


顔はアーモンド型で、私が嫌な箇所は少し小さめな鼻。

目つきはパッチリなネコ目。まつ毛も長い。

鏡に映る私を見ていつも思う…優等生みたいだわ…と。


もちろんそのギャップも利用している。


普段着で私の職業を当てた人がいたら、私はその人間観察力に尊敬するわ。


とにかく楽しい日々が続いた。


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