第128話 既婚者だから友達でいいことにする
次の患者は田中美奈33歳である。
渋沢吾郎:どうしましたか?
田中美奈:好きな人が既婚者です。ずっと好きだったと言われたけど、不倫はしないと決めていたので、気持ちを隠して友達でいました。しばらく距離をとりました。もう好きだと言わない。会いたい、話がしたい。友達を続けてほしいと言われました。
このまま友達でいます。相談というより、決意です。どう思いますか?
渋沢吾郎:それでいいと思います。それが大人の付き合い方だと思います。あと、あなたが結婚していないのであれば、他の人と結婚も考えた方がいいと思いますよ。
田中美奈:今はこのままがいいです。
渋沢吾郎:それも一つの考え方ですね。あなたの考えを尊重します。
田中美奈:気持ちをわかっていただいてありがとうございました。
渋沢吾郎:でも、あなたも他の人と幸せになることも考えていて下さいね。
田中美奈:……。解りました。
と、田中美奈は一応頷いて帰っていった。
そして夜、吾郎は清子と話した。
渋沢吾郎:清子。世の中にはいろんな恋愛があるな。
渋沢清子:そうね。相手が既婚者だったのがつらいところだね。でも、友達でいようという所が大人でいいんじゃない?
渋沢吾郎:それもそうだな。
渋沢清子:で、今日の夜はどうする?またHする?
渋沢吾郎:当然。
渋沢清子:結婚後も私はこうやって楽しめて幸せよ。
渋沢吾郎:清子。愛してるよ。
渋沢清子:私も。
と、今日の吾郎と清子はドリームナイトを過ごした。
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