第77話 人格崩壊と相思病
横山康志という患者がやってきた。
渋沢吾郎:どうしました?
横山康志:どうやら自分の中で人格崩壊しているようです。
渋沢吾郎:結婚はされていますか?
横山康志:していないです。
渋沢五郎:なるほど。で、いじめはされていますか?
横山康志:社会的ないじめがすごすぎて、限界を超えています。
渋沢吾郎:ストレスがあなたの許容範囲を超えたという感じですね。
横山康志:で、人格崩壊が始まっています。私自身わかっているだけに苦しいです。辛いです。心が痛みます。
渋沢吾郎:それは辛いですね。社会的いじめがあなたを壊した。そういった感じですね。
横山康志:超能力者にもいじめられています。命に関わるだけに非常に辛いです。
渋沢吾郎:で、あなたの本心に反して人格崩壊が起こっている感じですね。
横山康志:はい。
渋沢吾郎:これは難しい問題ですね。あなたに、社会的ないじめをあたえて、社会的抹殺をしようとするものがいるみたいですね。心当たりはありますか?
横山康志:心当たりはありますが、言えません。
渋沢吾郎:ただ、人格崩壊の治し方は愛情をもらうしかありません。貴方には妻が必要です。男女の愛で癒されながら生きていくしか方法がありません。また、あなたは相思病という病気にかかっています。おそらく、あなた自身精神コントロールが効かない状態が続いているのでしょう。また、超能力者のいじめも限度を超えています。相思病は自分を破滅に追い込みます。早い段階での処置が必要です。まずは結婚相手を探すしかありませんね。
横山康志:あと、過剰なストレスを感じています。
渋沢吾郎:だからこそ妻が必要なのです。貴方は噂できていますが、全員に病気にされたという感じです。裏で支えている人は多いのですが、表面上ではあなたは孤立しています。その孤立にあなたは耐えられないようですね。
横山康志:そうなんです。
渋沢五郎:とりあえず、婚活を始めて見て下さい。それが一番手っ取り早いです。
横山康志:わかりました。
渋沢五郎:では今日はいいですね。
横山康志:はい。
渋沢五郎:また何かあったら来てください。一応気分が軽くなる薬を出しておきます。めげずに頑張ってください。
横山康志:ありがとうございます。
と、今日の診断は終わった。
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