第30話 ひきこもり(雪子の場合:その3)
渋沢吾郎:雪子さんどう太陽に当たった気分は?
梶山雪子:まぶしいね。
渋沢吾郎:好きな食べ物って何?
梶山雪子:カレーかな?
渋沢吾郎:カレーか。実はね。うちの清子はカレーはあまり上手じゃないんだよね。肉かと思って食べたらカレー粉だったとか。
梶山雪子:あはははは。
渋沢吾郎:笑った雪子さんはかわいいね。
梶山雪子:ありがとう
と、話しているうちに公園に来た。
渋沢吾郎:雪子さん子の時間に公園って静かで落ちつくでしょ。
梶山雪子:うん。たまには外に出るといいね。でも、人がいっぱいいるところは嫌。
渋沢吾郎:今度は家族の人と散歩に出られればいいね。
梶山雪子:うん。
と、2人はしばらく話して雪子の家に帰った。
梶山雪子:ただいま。
梶山良子:雪子。外はどうだった?
梶山雪子:うん。楽しかった。じゃあ、私、部屋に戻るね
と、雪子は自分の部屋に戻った。
梶山良子:先生。ありがとうございます。あの子が外に出られたのは正直嬉しいです。
渋沢吾郎:そうですか。ここで提案なのですが。今の雪子さんなら、人気の無いところなら誰かと一緒なら散歩に出られると思います。家族の人と一緒に散歩することを提案します。次は、勉強のことですが、正直私は雪子さんはまだ学校は無理と思います。そこで、私の妻の清子が家庭教師として勉強を教えるということを雪子さんに言って雪子さんはO.K.したのですが、ご両親ははどうですか
梶山良子:そこまで考えてくださってるんですか。主人と相談してみます。
と、結局、清子が雪子の家庭教師をやることになった。そして、時々清子は雪子と外に散歩に出たりして雪子はじょじょに外に出る事になれていった。
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