第429話 12月24日(土)クリスマスライブその4

 次は佐々木と美子ちゃんの番である。

佐々木:みなさんこんにちは。

神山:メリークリスマス。

佐々木:今日は、何かいい事あった?

神山:占いで今日は大吉なのよ。

佐々木:博多大吉なの?

神山:そうじゃなく。みんなにとっていい日なのよ。佐々木君はいい事あった?

佐々木:テストがなんとか合格点だった。

神山:何点?

佐々木:100点。

神山:それ自慢?

佐々木:でも、彼氏が100点って自慢できるでしょ。

神山:私も100点よ。

佐々木:じゃあ、お互い自慢しあおうね。

神山:なんか私たちめでたいカップルだね。

佐々木:ここで問題。縁起がいい魚は何?

神山:めで鯛。

佐々木:正解。

神山:本当に私たちめでたいカップルだね。

佐々木:で、クリスマスプレゼント何が欲しい?

神山:私は、佐々木君とハグがしたい。

佐々木:その願い叶えてしんぜよう。

 と、美子ちゃんと佐々木はハグしたんだ。

神山:佐々木君は何が欲しい。

佐々木:お金。

神山:クリスマスプレゼントでお金?お金ならお年玉でもらえるじゃない?

佐々木:でも、欲しい。

神山:じゃあ、私の占いでお金のあるところを当ててみるね。

佐々木:うん。

神山:それは、なんと、銀行です。

佐々木:当たり前じゃん。

神山:じゃあ、6トロの当たる数字を言って欲しい?

佐々木:ここで言わないでね。当たるんだったら、ここのお客さんがみんな同じ数選んだら、配当額が相当減るから。

神山:じゃあ、この話はなしにしよう。

佐々木:そんなあ。美子ちゃんきついなあ。

神山:じゃあ、お金をもうかる商売教えてあげようか?

佐々木:闇商売?

神山:佐々木君。人が真剣に教えてあげようとしているのにそれはないでしょ。

佐々木:そうだね。じゃあ、例えば何?

神山:アプリを作るのよ。

佐々木:例えば?

神山:みんなが来そうなアプリ。

佐々木:出会い系サイト?

神山:でも、ここで言ったらお客さんにアイデア盗まれるから後で教えるね。

佐々木:それもそうだね。

神山:夜になったね。

佐々木:さっきからずっと夜だよ。

神山:佐々木君。ムード壊さないでよ。ムード作ってよ。

佐々木:ああ。美子ちゃん。今日の美子ちゃんは白雪姫より美しいよ。

神山:じゃあ、明日は魔法が解けて美しくないの?

佐々木:違うよ。

神山:真面目にやって。

佐々木:真面目なんだけどなあ。

神山:佐々木君。夜になったね。これからどこへ行く?

佐々木:楽屋に行きますか?

神山:佐々木君。

 と、佐々木と美子ちゃんのコントが終わった。


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