第315話 11月11日(日)僕と静香ちゃんの恋愛物語第6話

今井:それじゃあ、始め。

秋山:静香ちゃん。今度はパンコーナー。

名取:そう、パンコーナが試食が一番多いからね。

秋山:パンティーコーナーの略じゃないよ。

名取:清彦君今のは減点ね。

秋山:でも、デニッシュ系統が好きだね。

名取:私も。

秋山:じゃあ、買うか。

 と、僕と静香ちゃんはチョコレートデニッシュのパンを買った。

名取:清彦君。買い物したらどこへ行く?

秋山:僕の家に来る?

名取:え?いきなり…。

秋山:襲わないよ。今日は。

名取:でも、今日はエイプリールフールの日じゃない。嘘でしょ。

秋山:僕の家がだめなら静香ちゃんの家がいいな。

名取:うちも駄目。今日は会ったばかりだからね。

秋山:それじゃあ、他人の家はどう?

名取:もっと駄目。

秋山:冗談だよ。次どこへ行く?

名取:まずはスーパーを脱出しないと。

秋山:で、このスーパーでモニタリングって今日やっているって知ってた?

名取:ほんと?それに出ない?商品が安くなるんでしょ」。

秋山:嘘だよーん。

名取:ぬか喜びさせないでよ。

秋山:でも、今日は福引をやるって知ってた?

名取:ほんと?それいいわね。

秋山:嘘だっぴょーん。

名取:また嘘?

 と、中を見ていくうちに本当に福引をやっていた。

名取:清彦君。やっているじゃない。

秋山:やっているというのが嘘の嘘

名取:1等はハワイ旅行券だって。しかもペアー。

秋山:よし頑張るか。

名取:券あるの?

秋山:1枚だけ。

名取:清彦君なんか未来が広がるね。

秋山:そうだね。飛行機でハイジャックされたりとか。

名取:清彦君。そうじゃなくて、ハワイについてからの旅行。

秋山:で、2等は東芝のコンピュータ。これも未来が広がるね。

名取:当芝のモノをお使いください。なんつって。

秋山:で、3等が新しい新食感の果汁83%のジュースだよね。

名取:今の嘘でしょ。

秋山:嘘ぴょーん。よくわかったね。

名取:もう騙されないからね。

秋山:で、3等は本当は牛乳100%の飲み物。5本。

名取:そうよね。牛乳って100%しかないよね。

秋山:逆に50%とか75%とかないよね。

名取:あったら逆に怖い。

秋山:あったら水で薄めるのかなあ。

名取:で、4等は豆腐。角で怪我しないようにね。

秋山:で、5等は福引き補助券。

名取:補助券ってどういうこと?

秋山:福引き補助券が5枚集まると福引券に換えてもらえるんだ。

名取:どうやって福引券をもらうの?

秋山:1日に5000円以上買うと福引補助券がもらえるんだ。

名取:ということは25000円以上買って福引券1枚分かあ。商売うまいわね。

秋山:じゃあ、やってみる?

名取:うん。

秋山:じゃあ、あそこの福引所へ行こう。

 と、福引所へ行った。バイト生の阿曽部が福引をやっていた。

阿曽部:福引をする人はいませんか?

名取:はい。やります。

阿曽部:じゃあ、福引箱に手を入れて。

秋山:静香ちゃんが福引やる?

名取:じゃあ、私がやる。

 と静香ちゃんが福引をやった。

阿曽部:特別賞。料理の本。

名取:やったあ。この本欲しかったのよね。

秋山:静香ちゃん。よかったね。今日のスーパーはこれで終わりだね。

名取:うん。

秋山:じゃあ、次は緑川公園に行こう。

 二人は緑川公園に行った。

名取:清彦君。好きな食べ物は何?

秋山:それ作ってくれるの?

名取:うん。

秋山:じゃあ、ウナギかなあ。

名取:・・・。それって、店にさばいてあるウナギを買うだけじゃない。

秋山:でも、結構いいと思うよ。せいもつくし。

名取:せいをつけてどうするのよ。

秋山:静香ちゃんを抱く。

名取:清彦君大胆よね。

秋山:冗談だからね。

名取:冗談?私抱かれたのを妄想して喜んでいた自分はなに・・・。

秋山:じゃあ、抱いて欲しい?

名取:うん。

 と、僕は静香ちゃんの背中に腕を回して反対側の肩を掴んで抱いた。

名取:清彦君。見た目より大胆よね。

秋山:僕も正直驚いている。こんなことやったことない。

名取:それって本能?

秋山:で、お経をあげたら本能寺。

名取:ねえ。話をずらさないでよ。

秋山:でも、静香ちゃんのぬくもりはいいね。

名取:私も清彦君のぬくもりを感じて幸せ。

秋山:ぬくもりは抜くつもりの略じゃないよ。

名取:ぬくもりを抜いたらつまんないよね。

秋山:静香ちゃん。今日初めて会ったけど、初めて会った気がしない。

名取:そうね。前世で会った感じよね。

秋山:前世は禁断の恋だったりして。

名取:で、今世で報われる。素敵よね。

秋山:うん。ステーキを食べているくらい素敵だね。

名取:今日はいいことがたくさんありました。

秋山:神社でばったり会って、どういうわけか意気投合して、ホテルで食事してスーパーに行って、公園に行って、今日は不思議な日だった。

名取:私も今日の出会いは私の始まりのような気がする。ねえ。私たち付き合わない?

秋山:いいよ。付き合おう。これからよろしくお願いします。

名取:こちらこそ。

 と、今日という1日が終わった。

今井:カーッと。

助平:なんか前置きが長げーな。

川村:でも、これは本当に自伝?

名取:いいでしょ羨ましいでしょ。

川村:別に私たち恋人いるし。

名取:それって負け惜しみ?

川村:なんかいい方ばっかに行こうとしていない?

名取:でも、清彦君ひがみなんか全然気にしていないよねー。

秋山:う、うん。

佐々木:で、次は4月2日だけど、本当に始業式の日までの経緯をやる気?

名取:もち。

川村:なんでよー。

名取:それって焼きもち

朝霧:で、私は鏡餅。

亀山:で、静香は自慢したいだけなんじゃない?

名取:今頃きずいたの?最初からそのつもりよ。

亀山:なんか今の表現むかつく。

朝霧:むかがついているならむかを取ればいいじゃん。

亀山:朝ちゃんのワケのわからない表現もむかつく。

朝霧:私はムードを和ませようとしたのに…(泣)。

佐々木:まあまあ、で、どうするこのまま続ける?

川村:私的には、今回が静香と清彦君の出会いの話の暴露話だからいいと思う。今暴露させとかないと、もう暴露する機会がないからね。

佐々木:じゃあ、続行だな。

亀山:えー。なんでー。

佐々木:でも、反対しているのは恭子ちゃんだけだよ。

亀山:角田君。角田君は味方よね。

角田:ああ、そうだな。

川村:恭子が無理やり角田君を味方につけた。

亀山:久美。久美も私の味方よね。親友は裏切らないよね。

前田:恭子。そういうの良くないよ。でも、今回は味方してあげる。恭子の言い分一理ある。

名取:一理があるだけで全部じゃないじゃん。これなら私たちの勝ちね。

亀山:私たちって誰?

名取:清彦君と愛に決まっているじゃん。

亀山:お互い恋人と親友だしてきたね。じゃあ、勝負。

川村:静香。私はまだ味方するって言ってないよ。でも、今回は続行派だから助けてあげる。

佐山:で、ここでどういう戦いが始まるというんだ?

朝霧:ジャンケンだったりして。

亀山:論戦よ。論戦。

名取:恭子。恭子の分もドラマやるからそれでいいじゃん。これに反対の人て挙げて。

 反対が一人もいなかった。

名取:恭子。今回は私の勝ち。

亀山:今回は引いてあげる。

佐々木:じゃあ、今日は、これで終わって。明日にしよう。

 と、今日のレボ部は終わりです。また明日。


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