第301話 10月28日(月)人間主義について

 今日は議論の最後の日です。気を引き締めていきましょう。では、場所は阿曽部宅から。

佐々木:ラストは俺。人間主義について。みんな人間主義はどういうことかわかる?人間主義とは人が生きる基本みたいなものだ。では、何が基本だと思うか?人が生きる基本をみんな挙げてみて。

助平:エッチ。

川村:愛。

名取:食事。

秋山:優しさ。

阿曽部:お金。

朝霧:素直。

神山:天。

佐山:忍術。

長崎:ラーメン。

角田:将棋。

水戸:神社。

亀山:戦いに勝つ。

前田:平凡

宮下:ターちゃん。

増田:東大。

小山:お肉。

佐々木:なるほど。なかなかいい答えから、ふざけている答えもあるな。

長崎:朕がふざけているとでもいうのか。

佐々木:チャンポン。そういうこと自体ふざけている。ということで、まずは一人ひとり見ていこう。まずは助。は。生理的にはそうだな。愛ちゃんは人間は愛だよな。静香ちゃんは食事は確かに重要だよね。清彦は優しさは重要だと思う。

秋山:僕は優しさがすべてを救うと思うんだ。

佐々木:で、お金は確かに重要だけど…。

阿曽部:佐々木。僕は精神論だけではだめだと言っているだけだよ。

佐々木:今のは説得力があるよな。で、朝ちゃんは素直。

朝霧:でも、素直なのは自分に素直であればいいのよ。他人に対しては素直だとだめな時があるからね。

佐々木:で、美子ちゃんは天。確かに中心だよね。でも、わかりにくいかも。

神山:でも、前回議論したでしょ。

佐々木:そうだったね。

神山:ぼーっと生きているんじゃねーよ。

佐々木:なんで美子ちゃんがチコちゃんになるんだ?で、次はサスケ。忍術はサスケだけができればいいんじゃないか?

佐山:俺はみんな持っているといいと思って言っただけだ。

佐々木:なるほど。で、ふざけているのは次、なんだ?チャンポンラーメンていうのは。

長崎:なんだとは何だ。食べ物を食べなきゃ生きていけねーじゃねーか。

佐々木:言うなあ。だが、なんでラーメンだけなんだ?

長崎:それはこの世にラーメンしかなかった場合だけだ。

佐々木:言うなあ。まあ、今日のところは許してやる。で、次は将棋というのは一体なんだ?

角田:人生は先を読まなければならないという意味では一致している。先を読む、つまり未来を考えるということは重要ということだ。

佐々木:角田は意外と論点付くなあ。で、次は水戸の神社。神社は中心なのか?

水戸:戦争時代は神社が中心だったからな。昔の人を拝めることで自分の人生を振り返り、自分に吸収していくということだ。

佐々木:なるほど。で、次は恭子ちゃん。戦いに勝つは確かに重要だけど、勝てばいいものかなあ。

亀山:そうよ。勝てばいいのよ。だって、負けたらおしまいじゃん。

佐々木:だけど、勝ち方が重要だと思うよ。

亀山:確かにそうだけど、いい勝ち方ってあるの?

佐々木:ある。すべてを納得させる勝ち方が一番いい勝ち方だよね。

亀山:神みたいなこと言わないでよね。私は人間なんだから。

佐々木:まあ、恭子ちゃんのはこの辺でいいっだろう。次は久美ちゃんだ。平凡?

前田:そう。平凡。平凡が基本。特別なのは基本じゃなく応用だから。佐々木君は基本といったから平凡。

佐々木:なるほどね。じゃあ、次は美華ちゃん。美華ちゃんはチャンポンは基本じゃないよ。

宮下:でも、チャンポン王国ではターちゃんが中心でしたよね。

佐々木:確かにそうだけど。だけど、その時だけだからね。よーく考えてね。で、次は友子ちゃん。友子ちゃんは東大が支配しているという考えみたいだけどそうじゃないよ。

増田:佐々木さん。でも、東大が一番なのは間違いないですよ。ここまで秀才が集まる大学はないですよ。

佐々木:なるほど。で、最後は雪絵ちゃんはお肉だよね。確かに肉を食べなきゃ生きていけないね。

助平:佐々木。佐々木のがないぞ。

佐々木:そうか。俺かあ。俺は人間性だ。

助平:また難しいことを言う。

佐々木:人間性は人間の行動基準だ。みんなが挙げたのは人間性と言ってもいいくらいだ。

で、人間主義は人間性に行動が加わったものを言う。みんな分かったか?

助平:なんかすげー答えが返ってきた気がする。

佐々木:で、結論はみんなが挙げてきたのを基準に何が大事かを考え動いていくということだ。で、今日は終わり。明日から何するか明日みんなに言ってもらうから準備してね。では今日はこれで終わり。これからは運動をする。

 と今日のレボ部の活動は終わりです。明日どうなるか楽しみにしてください。では。



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