第172話 8月6日(日)レボ部の仕事その17

 清彦です。今日も作者に感謝です。というわけで、会議から。

佐々木:今日は何をするか阿曽部から聞いてくれ。

阿曽部:今日は出会い系サイトのチェックなんだ。わが社が作った出会い系サイトが使えるかどうかを試してみる仕事だよ。

助平:でも、18禁じゃなかったけ。

阿曽部:これは検査だから関係ないよ。

佐々木:で、本当に使えるかどうかをメールしてチェックするわけだね。

阿曽部:で、メールの相手は恋人同士がいいね。

小山:すいません。私だけ恋人がいません。

長崎:じゃあ、朕が代理をしよう。

阿曽部:では始めてみよう。

 と、みんなメールをしあった。

最初は助と愛ちゃんのメールから覗いてみましょう。

川村:助。私、処女だけどいいかなあ。

助平:もちろん文句はありません。

川村:で、このサイトはお金がかかるのが弱点よね。ポイントがどんどん減っていくし。

助平:とにかく会えるかなあ。目印はちょんまげのかつらじゃダメ?

川村:私はバラの花を持ってくれればいいかな。

助平:で、場所は?

川村:駅前の公園で講演やっている場所でどう?

助平:そのダジャレのせいで人ごみに紛れるのはちょっと見つけにくいかも。

川村:じゃあ、噴水があるところね。

助平:そこに行ければ会えるわけね。で、時間は?

川村:12時。

助平:じゃあ、バラの花を持ってその場所に行くよ。

 と、助と愛ちゃんの会話が終わった。

阿曽部:なるほど。助と愛ちゃんは6ターンかあ。こんなに早く会えると商売が成り立たない。

川村:でも、これぐらいじゃないとサギよ。

阿曽部:1メール50円ぐらいだから2人で合わせて600円の儲けか。で、次は佐々木と美子ちゃんね。

神山:こんにちは。美子と言います。占いやったらあなたが一番相性がいいと出たのでメールしました。私の写真どう?かわいいでしょ。早速合わない?

佐々木:相手のことを知らないでいきなり会うのもいいかもね。

神山:じゃあ、決まりね。場所は宮下寿司屋。

佐々木:わかった。

 と、佐々木と美子ちゃんの会話が終わった。

阿曽部:2ターンか。早過ぎだなあ。これは出会い系サイトは儲からないということを意味しているのかなあ。次は誰?

名取:私と清彦君ね。

阿曽部:わかった。開始してみて。

名取:清彦君こんばんは。あなたのプロフィールを見て感動しました。ぜひ会いたいと思いました。あってもらえたらデート代は私が全部出します。

秋山:静香ちゃんこんばんは大変恐縮なメールです。デート代が静香ちゃんが出すならホテル代は僕かな?

名取:そうね。で、私は恋人希望なの。私の彼氏になってくれる?

秋山:いいよ。写真かわいいし。

名取:ありがとう。じゃあ、早速デートよね。どこに行きたい?

秋山:アンドロメダ星雲。

名取:ふざけないでよ。ポイントが減っちゃうでしょ。

秋山:じゃあ、ブラックホール。

名取:清彦君。私と会う気あるの?私泣けてきちゃう。

秋山:わかった。ごめん。ホワイトホールならいい?

名取:ブラックもホワイトも同じよ。私は青い地球のどこと聞いてるの。

秋山:チョモランマはいいよね。いい思い出になりそう。

名取:あのう。デートする気がないの?

秋山:冗談だよ。どこ行きたい?

名取:木星。

秋山:僕と大して変わらんじゃない。これから行く所を言ってよ。

名取:渋谷かな。

秋山:渋谷ね。じゃあ、ハチ公で待ち合わせだね。

名取:目印はある?

秋山:モヒカンのかつらをかぶっていくよ。

名取:なんかポイントがなくなっちゃうわよ。ふざけないでさあ。

秋山:じゃあ、アフロのかつらをかぶっていくよ。

名取:でも、本物のアフロが他にいたらお陀仏よね。

秋山:静香ちゃんの目印は?

名取:私は黒いドレスでいく。

秋山:お葬式でもあるの?

名取:黒はシックでいいのよ。というか。ポイントがないわよ。早く決めようよ。

秋山:じゃあ、僕はブルー系統の洋服だから。髪の毛は黒で、イケメン。

名取:自分でイケメンというのは凄いわよね。

秋山:で、イチローとダルビッシュを足して2で割った感じ。

名取:なんか、わけわかんないよ。それよりポイントがなくなっちゃう。

秋山:腕に赤いバンダナをまいていくよ。それでいい?

名取:うん。やっと決まったね。待っているから。

 と、静香ちゃんと僕との会話が終わった。

阿曽部:17ターンかあ。それぐらいだと儲かった気がするなあ。でも、他の出会いサイトはもっと儲けているんだよね。じゃあ、次は僕と朝ちゃんにしよう。

朝霧:阿曽部君。プロフィール見て感動しました。ぜひ私の彼氏になってください。で、もし彼氏になってくれるのであれば、渋谷のスタバの2階でブルーのバンダナかぶっているからあったくれるなら了解というメールをください。

阿曽部:了解。

 と、朝ちゃんと阿曽部のメールは終わった。

助平:何だそりゃ。もう終わりかい。メール1回しかしないのか?

阿曽部:そうだよね。こんな感じだと赤字になっちゃうよね。

名取:でも、今のは出会い系サイトでは最短の合うやり方だよね。

阿曽部:こういうやり方もあるということだ。で、次はチャンポンと美華ちゃんと雪絵ちゃんだね。

小山:うん。

阿曽部:まあ、とにかく始めてみて。

宮下:「ターちゃん私と恋人になって」。

小山:「美華より私を選ぶよね。」

長崎:2通は言っていたか。「雪絵ちゃん。なんで雪絵ちゃんが美華ちゃんがメールしていること知ってるの?」

小山:「勝負しているから。」

宮下:「ターちゃん。メールする相手は私よ。雪絵のメールは放っておけばいいのよ。」

長崎:「まあ、美華ちゃん。雪絵ちゃんには僕には美華ちゃんがいるっていうから」

小山:「ターちゃん。美華には私がいるって言ってよね。」

長崎:なんか朕は2股かけているみたいでいやだなあ。「雪絵ちゃん。ごめん。朕は美華ちゃん一筋なんだ。雪絵ちゃんとはまた今度。」

宮下:「さすがターちゃん。私を裏切らないよね。ターちゃんは男の中の男よ。」

長崎:「で、美華ちゃん。どこで会う?」

宮下:「公園の噴水がいいんじゃない?」

長崎:「で、お互い写真があるから大丈夫だよね。」

宮下:「じゃあ、待っているから」

 と、チャンポンと美華ちゃんと雪絵ちゃんともメールが終わった。

阿曽部:メール13回かあこれじゃあ、赤字だなあ。でも、みんな最後が面白そうなんだよね。サスケは今4角関係だから出会い系サイトではどうなるか。サスケ。心の準備はできたか。

佐山:できるわけねーだろ。

阿曽部:というわけで始まり始まり。

亀山:「サスケ君何回もメールさせておいて返事がないよ。おこずかいあげるからさあいい加減私に目覚めてよ」

佐山:恭子ちゃん心の整理が・・・。

前田:「恋敵がいるのは解っているよだけどサスケ君は嫌ってないからね。」

佐山:久美ちゃん優しいね。

増田:「私にも愛情をください。他に恋人がいてもいいです。隙あらば奪うつもりでいますので」

佐山:友子ちゃん。意外な一面を見た。で、どうするかだが、「恭子ちゃん。今度デニーズのレストランで一緒に食事しない?」

亀山:「やっと返事が来たね。待ちくたびれたよ。でも、このレストランで他の女も連れてくるつもりでしょ?」

佐山:「いや、これは正直な告白なんだ。意味があってそうしているのだよ。」

亀山:「女の戦いをやらせる気?」

佐山:「その場で誰を彼女にするか決めるから。」

亀山:「わかった。正直で正攻法でよろしい。私は了解したよ。」

佐山:「久美ちゃん。デニーズでみんなでワイワイ楽しまない?」

前田:「恋敵といて楽しいっていうのは正直難しいよ。だけど、正攻法だから許してあげる。」

佐山:「そのデニーズで誰を彼女にするか決めるから」

前田:[一応ありがとうと言っておくよ。]

佐山:「友子ちゃん。デニーズでみんなでワイワイ楽しもうと思っているんだがどう?」

増田:「女の戦いをやらせるのですか?しかもサスケさんの前で。」

佐山:「いや、1人に絞らなければいけないと思ってさ」

増田:「わかりました。もてる人はつらいですね。」

佐山:「では、デニーズに来てくれ。」

 と、サスケと恭子ちゃんと久美ちゃんと友子ちゃんの出会い系サイトは終わった。

助平:なんかサスケは冷や汗もんだったな。メールだけで終わりだからいいけどな。で、これからデニーズでもいくか?

佐山:今日は勘弁して。

前田:でも、いつかは3人のうち1人よね。

亀山:前は3角関係だったのに、今度は4角関係だね。私、友子ちゃん好きだし。

前田:私も友子ちゃん好きよ。

助平:お、新しいレズコンビが誕生か。

亀山:女の友情もありよね。

阿曽部:まあ、今日は出会い系サイトの点検だからみんなにメールしてもらってけど、果たしてうまくいくかなあ。

 と、今日の話は後は雑談ですのでこの辺で終わりにします。また明日お会いしましょう。


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