詩集 炎獄の蝶
仲仁へび(旧:離久)
01 箱庭の蝶
迷い込んだ哀れな蝶
光くずをこぼしながら どこへ飛んでいくの?
その先には身をこがす猛火だけ
燃えて 燃えて 燃え尽きるまで
その身をこがしながら たどりつきたかった場所はどこ?
君が見ていた その瞳に移していた世界は……
無限の海を飛んで 疲れたその体を休めないの?
さあおいで 君が望むなら枝木になってみせよう
君の体が癒えるまで ここは大丈夫
守られた場所 君の大好きな物しか存在しない
さあこの箱庭においで ここはすべてから隔たれた
幸福が集う場所
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