第0099話 幻術使いの呪いがごとき命令
今、ハニーたちと
夕食の
夕食の前に、ハニーたちには、
魔族の女性たちもハニーになってくれたことだし、
なので、ハニーたち
現在、ハニーたちは
今夜の夕食の
この
この場には、シオリと
もちろん
彼女たちは
なんかとても
攻撃神術の練習の
ここでグイグイと
あ! 彼女たちは俺の
彼女たち10名の中には魔族の女性も2名いるんだが、会話にも
なお、彼女たち10名が
これまでの
う、うぬぼれじゃないからな!
ああ、もちろん、勇者ユリコ と
橘ユリコも
だからふたりには、"宇宙ステーション" を出る前に、他の管理助手たちと
彼女たちふたりも他の管理助手たちと同様に、マップ画面を見られるようになっているし、キャットスーツがなくても、この惑星内であれば、自分が
今の "
橘ユリコは自分に管理助手が
引き受けてくれることになった。
まぁ、そうなるようなことは、まずないだろうが……
もしも自分には向いてないと感じるようなら、その時は無理はさせないつもりだ。
管理助手はやめてもらってもいいと思っている。
まぁ、
『
日本人として
勇者ユリコに
"勇者ユリコ"の方の
しかし……
『
「あのさぁ、ユリコ……」
「はい」「なぁに? シン?」
「あ、ユリコさんの方でしたか? すみません」
「あ、ユリコさんを呼んだのかな? ごめん」
「いや、ふたりに
「え? なに?」「え? なんでしょうか?」
さ、さすがだな。 まるで
でもなぁ~んか 橘ユリコ の
「えーと、これからはお前さんたちをどう
「はい。そうですね」「ええ。そうね。そうした方がいいわね」
「
これには『
「それでは、
私のことは『ユリ』と呼んで下さいますか?」
そうだったな。 俺は彼女のことを『ユリちゃん』って呼んでたんだ。
橘ユリコは自分の方がこの世界には後からやってきたので、呼び名を変える必要があるというのなら、自分の方だと思ったんだろうな。
"
ああ……この子には やはり 俺の嫁になって欲しいなぁ。
どうにかして俺の嫁になってもらえないもんかなぁ。
しかし、なんというか、彼女の
俺が『
「ああ、思い出したぜ。そうだった。俺たちがつきあい始めた頃は、俺はお前さんのことを『ユリちゃん』って呼んでたんだよな。
で、俺は『シンくん』って呼ばれてたっけ。 ははは。
それがいつの間にか『ユリコ』、『シン』って
「いつの間にかって!? え!?
「え!? まさか
へっ? な、なんか "きっかけ" があったんだっけ? え? え?
「えーと……ごめん。 何がきっかけだったんだっけ?」
「うそっ! ……
「え……。そ、そんなぁ……」
ユリは
本当は『シン』じゃないんじゃないかという思いが強くなったのか?
ユリコが ニヤニヤ しながら……
「ねぇ、ダーリン、実は本当は『シン』じゃなかったりしてぇ~?
ねー、ユリちゃん、そう思わな~い?
まさかあの時のことを
あ、あの時のこと? うぅ……思い出せない……。
「はい。ユリコさん。話し方も
「あ、ユリちゃん。"『さん』づけ" はやめてね。
私たちはなんというか……
私の方が先にこの世界に転生したからぁ、私のことは『お
「え? あ、はい……、分かりました。 お姉ちゃん……」
「うん! ユリちゃん、よろしくね!」
ふたりがそんなことを話している間も、俺は
うぅぅ……いったい何がきっかけだったんだっけかなぁ?
『Suspended Animation』状態だった彼女たちにとっては、多分、2、3年前の
この俺の方は、彼女たちが
そのきっかけとやらは、俺にとっては数十年前の
そんなの
「あのさぁ、お前さんたちにとっては2、3年前の
ユリコの表情が
「え!? 私たちが
はぁ……ホント信じられないわ……。 何十年前だって、私たちのことを
「そ、そうです。 やはりあなたは シンの
あ! 思い出した! そうだ! 高2の夏休みだ!
「ああ……ようやく思い出したよ。 高2の夏休みだった…よ・ね?
そ、そうだよ……あの時からだよ…ね?」
ふたりの顔にはホッとしたかのような表情が浮かぶ。
「はぁ~。よかった。 もうダーリンのことが
私たちのことなんか どうでもいいのか と思っちゃったんだから!」
「本当に、シンのニセ者だと思ってしまいました。 とてもショックでした」
「す、すまん……」
なんか
こういったケースでは、
>>マスター。その
<<そ、そうか……
ま、まぁ、
「いくら い~っぱい! お嫁さんができたからって……忘れるなんてさ!
しっかりしてよね、ダーリンっ! もうあっちに行こう! ユリちゃん!」
「え? あ、はい! あ、お姉ちゃん、待って下さい」
ほ、
ユリコは、
ユリコは "ぷんすか"
「あららぁ……ダーリン、やっちゃったね? うぷぷ!」
◇◇◇◇◇◇◇
楽しすぎて、時間を忘れそうになるくらいだったのだ。
俺の
(→第0090話参照。)
まぁ、今回に限らず、この思い…後ろ髪を引かれるような思いでお開きにするのは
楽しい
さて、
シンフォニ(16歳。魔族)、 コンチェル(17歳。魔族)、
アイナ(17歳。ダークエルフ族)、 ツヴァナ(17歳。ダークエルフ族)、
ムイン(16歳。ドワーフ族)、 メルイ(17歳。ドワーフ族)、
ラルン(16歳。うさぎ族)、 フュー(15歳。うさぎ族)、
シュハク(16歳。人族)、 サギリ(15歳。人族)
全員が
シオン教徒め! 本当に
彼女たちには夕食後の後片付けの後も、そのまま
そのまま
俺の部屋へと移動し、そこで今後の
無理矢理
そう考えて、俺の部屋に来てもらって話した方が良いと判断したのだ。
子供たちには聞かせたくないような話も出るだろうから、キャルたちにはいつものようにラフの部屋でパジャマパーティーをしてもらう。
「あしたのぉ、ぴくにっくで~と、たのしみなのぉ!」
(うん! うん!)
「ラフお姉ちゃんと
「うん! たのしみぃ~っ!」
きゃっきゃ! わいわい! きゃっきゃ! うふふ! ……
子供たちはすごく楽しそうに、明日のことを話ながら俺の部屋から出て行った。
夕食の席で、明日はニラモリア国の
ダンジョン
その前に、ニラモリア国での
◇◇◇◇◇◇◆
キャルたちがラフの部屋へと移動して、今現在、俺の部屋には俺と、
10名がゆったりと
「えーと。みんな、ちょっといいかな?
これからのことなんだが、お前さんたちはどうしたいか教えてくんねぇかな?
できるだけお前さんたちの
だから、まずは
お前さんたちの
彼女たちの
そう思っていると、女性たちみんなが
「
全員がソファーから立ち上がり、
「なんのなんの! いいってことよ! 全員を
「それで、あのう、
魔族の子もいるというのに、ちゃんと話し合いができたのか?
やっぱり
まぁ、
「おお。そうかい? ならばもうある
「あ、はい。 あのう、それが……
そのう……私たちは全員が
どうか……どうか私たちのこの
私たちは全員が、ずっと
あぁ。やはりそういう事になったか。 みんなが本当にそう
しかし、ホント、この俺はいったいどうしちまったんだろう……
魂の
嫁にしてくれと言われて、
あ? いや、あったな。 セヴォ・ブナインとサブリネ・グロウグルには断ったな?
(→第0039話、第0088話、第0089話参照。)
だがなぁ、ノアハを奴隷にしたサブリネを好きなるようなことはないだろうから、まず嫁にすることはないだろうが……(→第0039話参照。)
セヴォ・ブナインの
おっと、いかん! いかん!
「ここにおります全員、私も含めて、
実際に、候補としては
そんな私たちがこの
どうか、私たちのこの
この子たちはなんと
こんなに
よし! ハーレムがどんなに
ここにいるみんなに、俺の
「ありがとうな。 みんなにこんなに思われているなんてなぁ……
俺はなんという幸せ者なんだろう! みんなの気持ち、すっげぇ嬉しいぜ!」
みんなは、俺の口から次にどんな言葉が出てくるのか
「みんな! お前さんたちの気持ちは受け取ったぜ!
こちらの方こそ、お前さんたちには
みんな! どうか俺のところに嫁に来てくれ! 頼む」
「"はいっ!……きゃぁーっ! 嬉しいっ!"」
ん?
まぁ、
そんな女性たちの中でただひとり、喜びの表情を浮かべた直後に、すぐに
彼女だ! オークション会場にいる時、
これは
この後、ここに残ってもらって話をしてみよう。
どうもあの表情は気になる。 何か分からないが、
シオン神聖国で
◇◇◇◇◇◆◇
新しく嫁になってくれた女性たちには、すぐに俺の部屋で
もちろん、ハニー装備一式もプレゼントしてある。
そして今、俺たちは俺の部屋のリビングにあるソファーで
もともと、何もしなくても、一応コミュニケーションはとれていたようだが……
俺が
俺がこの場にいるのは
なんとまぁ、この俺本人を目の前にして、俺を
恥ずかしくなってくるくらい俺のことをほめまくっている。どうも
彼女たちの会話は
だからBGMに耳を
ん? うさぎ族の子、ラルンが
彼女と目が合った! すると彼女はこれ
「あのう……ダーリン。 今流れている歌にダーリンの私たちへの思いが込められているんですね? そうなんですね?」
おお。この子はBGMに
ん? でも……どういう意味だ?
恋愛や愛についての
えーと、今流れているのは……Lady か!? Kenny Rogers の Lady だな!?
ああ、なるほどなぁ。"あなたをどれほど好きなのか"を歌い上げているような歌詞だもんなぁ。 なるほど、この歌が彼女の心に
日本人だった頃は語学が苦手だったんで、どちらかというと歌詞の意味よりも曲の
へぇ~、これは愛をうたう、あま~い バラード だったんだなぁ?
意識して選んだわけではないが、ハニーたちをいかに愛しているかを伝えるのには
「俺が好きな曲を集めて流しているだけなんだが……
確かに今流れている歌は、俺がいかにお前さんたちを愛しているかを伝えるには持って来いの歌だよな。
まぁ、だから、結果的にはお前さんの言うように、俺のお前さんたちへの気持ちを表しているってことにはなるな。
それよりも、ラルンは ちゃんと BGMに耳を傾けていてくれたんだね?
嬉しいなぁ。ホント、すっごく 嬉しいぜ!」
ラルンは
その
あ、これだけは
もちろん、理性でそれをグッと
◇◇◇◇◇◆◆
まだまだ話をしていたかったのだが……
この後も俺はまだ色々とやることがあるので、みんなが
「それじゃぁ、みんな、おやすみ。楽しい ひととき をありがとうな」
「"こちらこそ、ありがとうございます。おやすみなさい。失礼します"」 ……
新しく嫁になってくれた10人の
みんなはこのまま俺と
さすがにそれは
それに、暗い表情をしたシュハクの話を聞く件、シオン神聖国への奴隷救出作戦の件もあるから、残念ながらみんなにはお引き取りいただいたのだ。
パタン!
9人を
俺は
ゴトッ……ボタボタボタ……
短剣が落ちた場所の
なおも血がボタボタと落ち続けている!?
ん? シュハクの手は血まみれだ!? なんだ!? そ、そうか俺の
ズサッ……ドサッ!
俺は
「ごめん…なさい……ごめんなさい。ううう……こ、こうしないと…子供たちが……子供たちがぁ……ご、ごめんなさい……ううう……」
シュハクは
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