第0081話 天に眼、天の網
『へぇ~。
なんで
殺さずに
ん? しかし、
クソバアアは心の中で
「俺たちか? 俺は "神" でこの子たちは俺の嫁だ。
ゲイルは俺が "嫁" としてもらっていくからな。 そのつもりでな」
「よ、よよよ、
ゲイルがまるで
頭からは
し、しまった! 先に話しておくべきだったな。 ゲイルを
順序が逆になってしまった。
この事は先に話しておくべきだったと思い、
『すまねぇ。みんなには先に言っておくべきだったが……
彼女を嫁にすると言えばさすがのこのクソババアも
悪いなゲイル。
ん? ゲイルが
俺の嫁になるのがそんなに
あれ? ハニーたちが な~んか ニヤニヤ しているぞ?
「ぼそぼそ……本当のことだったら良かったのになぁ~。 あ~あ。とほほだよぉ。
はっ? なにを弱気なことを考えてんのよ私!
まだダメと決まったわけじゃないじゃん!
そうよ! お嫁さんになれるようにがんばるのよ……ごにょごにょ……」
ゲイルがなにやらブツブツと
「ゲイル? 今なんか言ったか? ちょっと聞き取れなかったんだが……」
「い、いえ! な、なにも……あはははは」
「そ、そうか。それならいいが……」
目の前にいるクソババアがゲイルを嫁にすると言われたためか固まっている。
しかし、このババアが出てきたときには驚いたな。
肌の色が緑じゃないからすぐに違うとは分かったんだが……
肌の色が緑色なら、どう見ても "アマゾネス・オーク" だもんなぁ。
このクソババアの魂の色はほとんど黒に近い赤だ!
ゲイルを
クソババアは心の中で
『神? 確かに
ゲイルを売り飛ばせば金になると思ったのに! チッ!
このままくれてやるのも
そうだ! ダメで元元だ。 これまで
クソババアが "にたぁ~" という 気持ち悪い笑みを浮かべながらなにかを言おうとした。 言おうとしていることは想像が付くので、その言葉が発せられる前に……
「調子ぶっこいてんじゃねぇぞ!? クソバアアっ!
俺の大切な嫁になる娘を これまでロクに
クソババアを
「……生かしておいてもらえるだけありがてぇと思いな!」
「ひぃぃぃぃぃっ! な、ななな、なんであたしが考えていることが?」
このクソババアが顔を出した時に、"
まあ~、
「なんで? だとぉ? 俺は神だからだよ。
てめぇら家族がこの子にしてきたこたぁ、全部まるっとお見通しだ!
『ま、まさか私が姉さんの家に火を放ったことも知っているんだろうか!?
男児にいたずらしているのを姉さんに
「お前、
「や、やはり、あたしが
「そ……そんな……
ゲイルは
俺は
「ふんっ。語るに落ちたな? てめぇがショタだってことも当然知っているぜ」
「し、ショタ?」
この場にいる全員、『ショタ』の意味が分からずキョトンとしている!?
そうか! この世界にはひと言で『ショタ』を表現できる言葉はないのか!?
「ああ。てめぇが
「えっ! そこまでお見通しとは……」
クソババアは
『そうなると……あたしがゲイルの"
土地を
こんなことなら、金を手に入れたらすぐにゲイルを殺しておけば良かった』
なんというクソババアだっ!
ゲイルの家族を
焼け落ちた彼女たちの家が建っていた土地を、勝手に処分して金を得たのか!?
そのためだけに、彼女を
ゆ……許せんっ!
「ゲイルの土地を売っ払った金が手に入ったとき、すぐ彼女を殺しておけば良かっただとぉ? なんて身勝手なっ! ぶっ殺す! てめぇは生かしちゃおけねぇ!」
「ひぃぃぃぃぃっ! そ、そこまでご
つい
「なにが 出来心 だっ!
ぎゃあああぁぁぁぁぁぁっ! 痛い……
クソババアは
見た目は "アマゾネス・オーク" だが……弱い。 弱すぎる……。
「う、上様! お願いです!
「どうしてだ? お前さんの家族を殺した上に、お前さんたち一家の土地を勝手に売っ払って、得た金も
お前さんを
しかもお前さんの
それになぁ……この女は
「そ、そんなぁ……うう……」
ゲイルは優しい子だ。 これまで彼女が受けてきた
「ゲイル……お前さんは優しいいい子だなぁ。 その
この女は
お前さんだけじゃなく、
だから、許すわけにはいかねぇんだよ。 たとえお前さんに
この女だけは……
ゲイルは俺の胸に顔を
「ハニーたち。
これから俺がすることは見せねぇ方がいいだろうからな」
「承知しました。 さあゲイルさん。 私たちと一緒に行きましょう」
シェリーが俺からゲイルを引き離し……
ノアハと顔を見合わせ、二人は互いに小さく
◇◇◇◇◇◇◇
「修復」
「…………」
クソババアは
「メッサリナ! どうした!? 大丈夫か!?」
家の中から男が出てきて、倒れているゲイルの
魂の色は"オレンジ色"だ。人殺しまではしていないが、かなりあくどいことをしてきているようだ。
「お母さん! 大丈夫!?」
メッサリナの娘のようだ。 外の
この娘の魂の色も "オレンジ色" だ。
こんな
「お、お前がやったのかっ! 誰かぁーーっ! 誰か助けてくれーーっ!」
メッサリナの夫は大声で助けを呼ぶ!
すると、近所の者たちが わらわら と集まってきた。
ざわざわざわ……ざわざわざわ……
ざわざわざわ……ざわざわざわ……ざわざわ……
「どうしたんだ? バトリさん?」
「この男が
「俺はこういう者だ。 俺の
お前たちもゲイルが
みんな
"ひぃぃぃぃぃっ!"
「お、お許しを」「恐ろしくてなにもできなかったんです」
「ゲイルって誰なんですか?
「
かわいそうに…とは思っていたんですが……」
ざわざわざわ……ざわざわざわ……ガヤガヤ……
世間というのは、そういうものなのかも知れない。
なんか頭にくる! ここにいる全員をぶっ殺してやりたい気持ちを
ゲイルのような子はこの世界には、他にもたくさんいるのかも知れないな。
そう考えると
神都の
うんざりしながら、人々の
ん? ガリガリに
魂の色は……"スカイブルー"!? ひょっとしてゲイルに食事を
女性の魂の履歴を
女性は俺の側まで来ると
ステータス等の情報を調べてみると
名前はリウィア。 38歳だ。 若いのにかわいそうになぁ……
え? 10歳のひとり
よし! 治してやるぜ! たとえ過干渉だと批判されようが絶対に治してやる!
「おお。リウィアか? ありがとうな。お前さんがいなかったらゲイルはどうなっていたか……彼女を無事に嫁として
心から礼を言うぜ!」
ゲイルを嫁として
ゲイルを嫁にするという
これだけ大勢の人間の前で、ゲイルを嫁にするって言ってしまったからなぁ。
ゲイルが俺の嫁にならなかった理由を、彼女の立場が不利にならないような理由を
彼女が俺の嫁になってくれることなんて、絶対にないんだからな。
おっと。いかんいかん! 今はリウィアのことを考えねば!
リウィアは恐縮した表情で話す。
「ああ……上様。 もったいないお言葉でございます……
実は私は心配しておりました。 ご承知の通り、私の命はもう間もなく
これで……これで私は安心して……死ね・ます……」
「お前さんにはかわいい娘さんもいるじゃねぇか。心残りだろうに……
そう簡単に死ぬなんて言うんじゃねぇよ! 死なせねぇよ! 俺が助けてやるぜ!
ゲイルをずっと助けてくれていた "
「ああ……上様……ありがとう…ござい・ま・す……うう……」
「よし、決まりだ! それでは! …… 修復!」
リウィアの身体は
「さあ。もう治ったぞ。どうだ? 身体が軽くなっただろう?」
「…………はい。 うう……、ありがとう……ありがとうございます……うう……」
リウィアはさめざめと泣く……
顔色もどんどん良くなっていく。
「いや。礼を言うのは俺の方だぜ! ずっとゲイルを助けてくれてありがとうな」
「いえ……そんな……うう……」
ざわざわざわ……ざわざわざわ……
「き、奇跡だ!」
「ああ……神様……」
「さてと……今度は、お前らをどうするか…だなぁ?」
「上様。どうかお
ただゲイルちゃんを助ける
どうか…どうかっ! お慈悲を!」
リウィアが、胸の前で両手を
「分かったよ。 お前さんに頼まれちゃぁ、
「
だがいいか! 今後は
"はいっ!"
「俺は ち~ゃんと 見ているからな。
"はいっ!"
「よし。
言われたとおり、リウィアも
「さて……」
「ひぃぃぃぃぃっ! お、お許しを!」
ゲイルの
メッサリナは
◇◇◇◇◇◇◆
バトリと娘は
身体にナノプローブを注入し、
ゲイルの
彼女は魔獣の森の中心部へと転送してやった。 彼女をすぐに処刑しなかったのはゲイルの
ほぼ確実に死ぬだろうが、
その前例とは、神都のバーベキューパーティーで毒殺事件を起こして、魔獣の森へ転送された、
(→第0020話後半参照。)
彼女は魔獣の森で偶然勇者ユリコたちと
そうしたことも起こり
(→第0028話終盤参照。)
しかし、この父娘には
メッサリナの夫、バトリと娘に、お前たちへの刑の
二人とも、あっさりと『処刑されても当然の悪人だ。とっとと処刑して下さい』と言い放ったのである!
俺はその言葉を聞いて、
だが人間なんて……
この親子に限ったことじゃないのかも知れないな……
エルフの女性たちを
(→第0041話中盤参照。)
◇◇◇◇◇◆◇
俺は神殿へは転移せず、
ゲイルに彼女の
神殿へと
「……
「こっちも、さっきから、何度も、何度も言っているんだが……
「だからぁ! ノアハさんでもいいと言っているでしょうが! 呼んでよ!
本当に
ん? あれはサブリネか?
サブリネという女性はエルフの国の
(→第0039話参照。)(→第0043話参照。)
「よう、サブリネ。どうした?」
「あっ! 上様っ! もぉ~、
「ほっつき歩いているとはなんだ! どうやら痛い目に
「ひぃぃぃぃぃっ! じょ、
「それでどうした?」
「はい。 あのう……っと、ここではちょっと。 神殿の中で話しませんか?」
「ああ。分かった。それじゃぁ……」
ということで、神殿敷地内に入る者すべてに行わせることになっている
もちろん、彼女は問題なくパスした。
面白がって『これでもか! これでもか!』といった感じで、 シミュニオンの絵を何度も何度も踏みつけるし……
読み上げるように渡した文章に、さらにオリジナルの、シオン教を
なんか
元はシオン教の
◇◇◇◇◇◆◆
サブリネと一緒に神殿にある俺の
「それでなんの用だ」
「はい。
「ああ。
「いえ。それが私が集めなくても今夜ある場所に勝手に集まってくるんですよ。
それをお知らせに来たんです」
「ほおぅ?」
「実は……今夜、以前上様とお会いした女性奴隷専門の商館、ビギャルドの地下室で
どうです? ヤツらをまとめて処分する絶好のチャンスでしょ?」
「なるほど。確かになぁ」
(→第0043話参照。)
「そこにほぼすべての闇奴隷商人が集まりますからね。
「ああ確かに。 偉いぞ、サブリネ。 ……それでオークションにかけられるのは?」
「魔族女性が2人に、ダークエルフ女性が2人。ドワーフ女性が2人に……
うさぎ族女性が2人とのことです」
「闇オークションって言うくれぇだから……
また、どこかから
「はい。シオン教徒が各地から
「シオン教徒!?」
「ええ。そうです。各地の神殿神子を
「くっそうっ! またヤツらの俺に対する嫌がらせかっ! 許せんなっ!」
「それでどうします? 私も
それとも、いきなり
「いや。
「オークションの開始は午後7時ですが、事前に商品確認時間がありますので……
開場は午後5時からです」
「それで……お前さんとはどこで何時に待ち合わせる?」
「じゃぁ、午後4時45分に、ビギャルドの近くにある
「ああ、あそこか。 分かったそうしよう」
サブリネが帰って
ある目的のために、俺が二人を呼んだのだ。
「シンさん。お呼びとのことですがなんでしょうか?」
「実はお前さんたち二人に頼みてぇことがあるんだ……」
◇◇◇◇◆◇◇
『ああ……どうしよう。
これからひとりでどうやって生きていけばいいの。 困ったなぁ』
ユリコは
『テントも持ってないし、お金も持っていない。野宿だってしたことないし……
どうしたらいいのよぉ。 泣きたくなってきちゃったよぉ』
ユリコの足は東へと向かっていた。
特に目的があるわけではない。 神都から……シンのもとから離れようと思ったら自然と東へと向かうことになったのだ。 肩を落としながらトボトボと歩いている。
『食べ物や寝る場所をどうしたらいいの……
今まで全部、他の人が
ユリコはこの世界に転生して初めてひとりぼっちになったのだ。
かつて日本人だったユリコは、
なにも考えずに、シンのもとを離れてしまったのだ。
だがここは、日本のように人に優しく
そのことにユリコは、冷静さを取り戻してから
『どうしよう……狩りなんてできないよぉ、絶対に無理だよぉ。
それに、もし狩りができても、とてもじゃないけど
そんなの絶対にできないわ! お肉なんてパックで売っているものか、調理されたものしか見たことないもん。
ああ……食べ物を調達することもできないなんて……情けないなぁ』
ユリコにはこの世界での食べられる植物等の知識もない。 絶望的な状況だ。
素直にシンのもとへと戻ればいいものを……と
彼女には妙なプライドや恥ずかしさが胸の内で
ユリコは、自分の名前を呼ぶ声が聞こえたような気がして、ふと顔を上げる。
ずっと
前方に、どうやらこちらに向かって呼びかけながら手を振っている者が二人いる。
「ユリコさ~ん! おーーいっ! こっちこっち!」「勇者様ぁーーっ!」
見知った顔だった! 近づくにつれ二人が誰なのかがハッキリと分かる……
マルルカとマイミィだ!
ユリコは涙に
二人を認識した
◇◇◇◇◆◇◆
「はい。これ、ダーリンからです。
食料が一杯入っているウエストポーチですよ。 勇者様専用だそうですよ。
あ、それからシオリさんデザインの着替えと下着も山のように入っていますよ」
「ユリコさん、これもダーリンからです。
ユリコさん用の野営用テントとシールド発生装置です。
テントの中は、仲間が増えた場合を想定して、
「えっ!? ふ、二人ともダーリンって? まさか……」
「はい。私もマルルカさんも晴れてダーリンのお嫁さんになれました!」
「私とマイミィが勇者様の件でダーリンに呼ばれたんですが……」
「その時に二人でダンジョン攻略も終わったので、正式に嫁にして下さるようにとダーリンに頼んだのです」
「はい。それで二人の意志は
「大歓迎だぜ! よろしくなっ! って……でへへぇ。
あーー幸せですぅ。ね? マルルカさん!」
「はい。幸せですよねーー! マイミィ! うふふっ!」
「勇者様、お先ですぅ~うふふふふっ」「お先に失礼しましたぁ~でへへへ」
「…………」
「ねぇねぇ、勇者様。ダーリンのところに帰ってはいかがでしょうか?」
「そうですよぉ、ユリコさん。ダーリンも
ユリコは面白くなかった。 聞いていて "むしゃくしゃ" してきたのだ!
ハーレムメンバー入りを嫌っているにも
ヤキモチを焼いている自分自身にも腹が立った。
最大の
ユリコが意地を張り通すのを
「私は帰りません。シンのハーレムメンバーになどなりたくはありませんもの」
”はぁ~……”
マルルカとマイミィは『ダメだわこりゃ……』とでも言いたげに、大きなため息をついた。
二人はユリコを連れ帰ることができなかった場合のプランBに移行する……
「仕方ないですね……では、私たちもお供します」
「はい。ダーリンからのたっての頼みです。勇者様のお供をします」
「い、いいわよ! 私ひとりで大丈夫よ! 私、
新婚さんのあなたたちを一緒に連れて行かれないわ。
あなたたちもダーリンの
"もちろんっ!"
「だったら帰りなさいよ。 私なら本当にひとりで大丈夫だから。 ね?」
「ダメです。これはダーリンの願いなんです。絶対に同行します!」
「そうです。それに毎晩、夕食の後にダーリンのもとへ転移して、その日の出来事を報告することになってしますから大丈夫です!
ダーリンとは毎日会えますから! ね? マイミィ」
「はいっ! 神都にいても、ダーリンとずっと一緒にいられるわけじゃないですし、かえってこの方が毎日会えるからいいんですよね」
ユリコも内心では、この二人が一緒にいてくれると心強いと思っているので、強く拒否することはできず……結局は二人の同行を認めることにした。
こうして女性3人の旅が始まったのである。
いや実は……彼女等には、それぞれ2体ずつのミニヨンが
「あ、マルルカ。シンにテントとかをありがとうって伝えといて。それから……
私の心は Nat King Cole の Unforgettable の歌詞の通りだからねって。
そのことも……悪いけど伝えといてもらえるかな?」
「えーーっ! 勇者様。 ご自分で伝えればいいじゃないですかぁ?」
「は、恥ずかしいのよ。 い、いいから伝えといて!」
「分かりましたよぉ。自分で伝えればいいのになぁ……意地張っちゃってさぁ」
「マルルカ! なんか言った?」
「い、いえっ! 伝えます! すぐに伝えます!」
彼女たちの旅は、これから一体どうなっていくことやら……
◇◇◇◇◆◆◇
『……それで、勇者様がダーリンにお礼を言っておいてくれとのことでした。
あ、それから"なっとうきんぐ"の"あんふぉなんたら"の歌詞の通りだそうですよ、勇者様の気持ちは。 そう伝えて欲しいとのことでしたよ』
『"納豆キング"? の "あんふぉなんたら" の歌詞??? なんだそれ!?』
『私にはよく分からない…聞いたことがない言葉でしたので、間違っているかも知れません。 なんでしたら、勇者様に直接聞いていただけますか?』
『いやいいよ。やめておく。 どうせ大したことじゃないだろうからな。
ハニー。ありがとうな! ユリコのこと、よろしく頼むぜ』
『はいっ! ああ……ハニーってなんていい響きなのぉ~! うふふふふ!
じゃ・あ・ねっ! ダ~リン! うふふふふふっ!』
『お、おうっ! また明日な!』
ふぅ~。 なんかマルルカの性格が変わってきたような気がするなぁ……
◇◇◇◇◆◆◆
『ダーリン! 大変ですっ!』
『おお、シノ。どうした?』
『フィルがっ! 后候補者のフィルが……自殺しました……』
『な、なにっ!?』
獣人族担当助手のシノからの念話だった。
フィルというのは、サル族の
(→第0072話序盤参照。)
彼女が…フィルが自殺したというのだ!
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