読んでいる本 20200720現在
□読み方
・本のタイトル(作者/出版社)。入手方法。
読んでいる動機などのコメント
□OUT/IN:OUTは読むのをやめた本。INは新しく読みはじめた本
□電子書籍/紙:現在読んでいる本
■OUT
・精読漢文(前野直彬/ちくま学芸文庫)。書店にて定価で購入。
中国思想史の概要を学ぶのにもちょうどいい一冊。
〇孔子
「鬼神を敬して之を遠ざく」という言葉があるが、儒教は霊魂の救済を説かない。
そもそも宗教ではないので必要はないのだが、儒教は霊魂の問題は棚上げし、「どう生きるか」に議論を集中している。それはひとつの正しい姿勢である。
〇孟子
孟子は性悪説を説き、この世は悪意に満ちているという前提で話を進める。
この姿勢は、ある者たちの性善説よりも人と向き合っており、思考停止に陥っていないように思う。
〇老子
『老子の思想の根本は、無にある。「無」とは宇宙の根本原理であって、したがって人間が目で見たり、耳で聞いたりすることはできない。ほんとうは名前もつけられないはずのものだが、名前がなくては言いあらわせられないので、かりに「無」または「道」とよぶ。この根本原理から、いろいろな事物・現象が発生する。発生すれば、人間が見たり聞いたりできるから、これを「有」とよぶ』(p433-434)
無についてわかりやすくまとめられている。
なぜ、我々は有の世界で、いろいろな目にあうのだろうか。
神がいるとした場合に、戦争の存在をどう理由づけするのか。
ひとつのものの見方としては、あらゆるものを内包・表現するものが神であるのならば、戦争もなければならないということだ。
神はすべてを表す。
不完全な存在である我々が地球に存在し、それぞれの視線・感情をもって生きているのは、それによって表現されるものを神がもとめたからかもしれない。
総じてわるくない本だが、練習問題の漢文について、その訳が載っていないのが不親切だった。本にもインターネットにも載っていない文章がある。
■IN
なし
〇電子書籍
・四畳半神話体系(森見登美彦/角川文庫)。Amazonにて購入。
Prime Videoでアニメを再視聴して、電子版を購入。紙は読了済み。
・「ルビ付き+なし版 口語訳(旧約聖書+新約聖書)+文語訳(旧約聖書+新約聖書)+聖書地図」(日本聖書協会/サキ出版)。百円か無料だった記憶。
読み終えるまでの平均的な時間は408時間52分とのこと。一日一時間で一年。
・ほんとうの法華経(橋爪大三郎・植木雅俊/ちくま新書)。Amazonにて購入。
筑摩書房創業八十周年フェアで八割引きであった。植木さんの本はこれで二冊目。
・百姓たちの江戸時代(渡辺尚志/ちくまプリマ―新書)。Amazonにて購入。
筑摩書房創業八十周年で八割引きであった。江戸時代の百姓には前から興味あり。
・哲学マップ(貫成人/ちくま新書)。Amazonにて購入。
筑摩書房創業八十周年フェアで八割引きであった。固くも柔らかくもなさそう。
・宗教学の名著30(島薗進/ちくま新書)。Amazonにて購入。
筑摩書房創業八十周年で八割引きであった。最後にバフチンを持ってくるか。
・世界史をつくった海賊(竹田いさみ/ちくま新書)。Amazonにて購入。
筑摩書房創業八十周年フェアで八割引きであった。岡田斗司夫さんが薦めていた。
〇紙
・新しい国語表記ハンドブック(三省堂)。Amazon(定価)。
安かったので買った記憶。今頃になって書き順の重要性に気づく。
・大人のための「世界史」ゼミ(鈴木薫/山川出版社)。Amazonにて中古を購入。
雑学がおもしろそうなので購入。使用される文字で世界を区切ってみると……。
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