悪魔の辞典 ミステリ版

き

【木】　　首を吊る強度を持つ植物。

【季】　　違う場合がある。

【機械トリック】　　密室をつくる方法。「針と糸」などと揶揄され、心理トリックより低級とされる。

【危機管理】　　（１）有名な名探偵がいたら逃げること。山荘、お屋敷、孤島、列車、とにかく逃げること。（２）名探偵に「ちょっと気になることがあるんで」と言い残し、自分で調べてみないこと。

【気球】　　怪人二十面相の奥の手。

【菊】　　三種の神器の一つ。残りの二つは冷蔵庫と草薙乃剣ではなく、斧（よき）と琴。

【菊人形】　　よく見ると人間の場合がある。

【キザ】　　フィリップ・マーロウ。

【雉】　　鳴かずば撃たれまい。

【傷痕】　　凶器を特定するための情報。

【気絶】　　誰かの死の報せを聞いた奥様が探偵のほうに倒れること。探偵は抱きとめるのがデフォルト。

【ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!】　　最有力容疑者が犯行推定時刻に警察署にいたことがわかる。

【北村薫】　　本が好きで好きでたまらないオジサン。本格原理主義者。女ではないかと噂されていた。

【季違いじゃが仕方がない】　　季語が違うが良い俳句なので、捨て置くにはしのびないの意。

【君】　　二人称。「しらみつぶしの時計」の主人公。

【共犯者】　　第二の被害者。

【キリギリス】　　兜の下で無惨。

【ギリシャ】　　棺の国。

【ギリシャ語】　　通訳が必要。

【ＱＥＤ】　　証明終了。数学の証明問題でミステリマニアがニヤニヤする三文字。

【九マイル】　　約十マイル。遠すぎる。

【京都】　　二時間サスペンスの都どすえ。

【金田一耕助】　　防御率の低い探偵。

【金田一一】　　「ジッチャンの名にかけて」という一発ギャグで一世を風靡した高校生。