第十六話 マキナの中の少女

◇カイ

はぁっはぁっはぁっ……


◇クロナ

マキナドールは

これで全部!?


◇ノア

そのようだ……


――それにしても、

あの少女は……


◇カイ

おい!

ノア!!


◇クロナ

近づいて、大丈夫!?


◇ノア

……マキナドールに守られ

マキナの中で眠る少女……


キミは、いったい――


誰なんだ――



――ピピピ……



――生体認証ヲ確認……

『ARIA』ノ凍結ヲ

解除シマス……



◇ノア

!?


◇謎の少女

…………


◇クロナ

開いた……


◇カイ

ノア!


◇謎の少女

…………


◇ノア

生きている……

兄さん!

この子、生きているよ!


◇カイ

!?


◇クロナ

眠ってるの……?


◇ノア

そのようだ……


◇クロナ

どうする?

この子


◇カイ

放っておくわけにもいかない

連れて行こう


!?


◇クロナ

カイ……?

どうしたの……?


◇カイ

……なにか来るぞ


◇ノア

なにかって、

なにが――


◇カイ

――上だ!


◇異形の怪物

ュ怜喧縺代ヱ繧ソ繝シ繝!!


◇クロナ

なにこいつ!?


◇カイ

上から現れた……?

まさか、あの空の穴から!?


◇ノア

なんて大きさだ――!!


◇異形の怪物

繝サ遐皮ゥカュ怜喧縺!!


◇クロナ

味方――じゃないわよね!?


◇ノア

どう見ても、な!


◇クロナ

なら――!!


てやあああああああ!!!!


◇カイ

よせ! クロナ――!!


◇異形の怪物

怜喧縺ュ怜喧縺代ヱ繧!!


◇クロナ

ぐっ――!?


◇ノア

クロナ!!


◇カイ

よくもクロナを――!!


たあああああああああ!!!!


ガッ――!!??


◇ノア

兄さん!!

大丈夫かふたりとも!?


◇カイ

あ、ああ……


◇クロナ

なんとか、ね……


◇ノア

ふたりを一撃で……

なんて力なんだ……!!


◇異形の怪物

喧縺ュ怜喧縺代ヱ繧……


◇ノア

!?


◇ノア

化物の目的は――


◇謎の少女

…………


◇ノア

この少女か!?


◇異形の怪物

喧縺代ヱ繧怜喧縺ュ怜!!


◇カイ

ノア!

その子を連れて

逃げろ――!!


◇ノア

だ、だめだ……!

間に合わな――


◇異形の怪物

縺代ヱ繧縺代ヱ繧怜喧!!!!


◇謎の少女

縺ュ怜喧縺……


◇異形の怪物

ェ繧ゥ譁�ュ怜喧縺代ヱ繧……!!


◇クロナ

え――!?


◇カイ

なんだ……!?


◇ノア

結界魔法!?


◇謎の少女

…………


◇ノア

なんなんだ……

この少女は――


◇????

――『ARIA』


◇カイ

!?


◇ノア

お前は……!?


◇クロナ

決勝戦の銀髪の剣士――


◇カイ

!!


◇銀髪の剣士

ここに眠っていたのか……

『ARIA』


◇謎の少女

…………


◇ノア

アリア……?

この少女の、名前か……?


◇カイ

おい!!

お前、知っているのか!?


この少女のこと

この化物のこと!!


◇銀髪の剣士

お前たち……

帰れと言っただろう


◇銀髪の剣士

お前たちが、おとなしく

俺の忠告に従っていれば

こんなことにはならずに済んだ


◇カイ

なんだと!!


◇ノア

あんたこそ、

どうしてここにいるんだ


◇銀髪の剣士

…………


忠告を聞かない愚か者どもに

その無力を思い知らせるためだ


◇クロナ

私たちが無力だっていうの!?


◇銀髪の剣士

そうだ……

これはすべて――


お前たちのせいだ


◇ノア

!?


◇カイ

お前は――

いったい何者なんだ!?


◇銀髪の剣士

…………

俺は――

『堕ちたる希望』


本来、お前が

至るべきだった道

すなわち――


『本当のお前』だ


◇カイ

本当の……俺――?


◇クロナ

それって、どういう意味――?


◇異形の怪物

繧ゥ譁�ュ怜喧縺代ヱ!!


◇ジーク

話している暇はない

死にたくなければ

構えろ


◇カイ

!?


◇異形の怪物

喧縺ュ怜喧縺代喧縺!!!!!



To Be Continued……

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る