第四話 壊れた船

◇カイ

ま、こんなもんだろ


◇リンジー

Oh!

ボーイズアーンドガール!


アナタたち

とってもストロングデースネー!


◇カイ

ところで、リンジーだっけ?

お前、なんで空から

降ってきたんだよ?


◇リンジー

Oh!

ハナせばロングになりマース……


ワタシが、ウミを泳いでいたら

さっきのワーグに捕まって、

投げ飛ばされマーシタ!


◇カイ

なるほど


◇クロナ

意外と短い話だったね……


◇ノア

兄さん……


◇カイ

ん?

どうしたノア


◇ノア

あれを……


◇クロナ

うわっ!

私たちの船が壊れてる!?


◇ノア

今のワーグの攻撃で

やられたんだ


◇カイ

甲板に穴が空いてるじゃないか!


◇ノア

修理はあとで考えるとして、

とにかく今はバカロレアの

受付を──


◇リンジー

Hey! Youタチ!

船の修理なら

ワタシにまかせてクーダサーイ!


◇カイ

ん?

お前、船大工なのか?


◇リンジー

NonNon!

ワタシが直すのでは

ありマセーン!


チョーット

ワタシに着いてきて

クダサーイ!


◇カイ・ノア・クロナ

????



********************



――ハイデス商会


◇リンジー

H~i!

ここデスヨー!


◇カイ

ここって……


◇クロナ

ハイデス商会……だよね?


◇ノア

こんなところに

なんの用が……?


◇受付さん

あら?

ペリット博士ではありませんか


◇リンジー

Hello!

受付サーン!


◇ノア

ペリット博士!!?


◇クロナ

あなたって、

学者なの!?


◇リンジー

Hi!

リンジー・ペリット博士とはこのワタシ!


マキナの研究をしている

世界一のマキナマニアデース!


◇カイ

世界一のマキナマニア!?


◇ノア

まさか、あの転送装置

メカリンジーの発明者か!


◇リンジー

No!


◇クロナ

違うの?


◇リンジー

タシカにワタシはその

転送装置の発明者デス!

ガ!


◇リンジー

メカリンジーではナク

『メカリンジーちゃん』!

デス!!


◇クロナ

え?

『ちゃん』ってそんなに大事?


◇リンジー

三度のメシより大事デース!

ソコントコヨロシク!!


◇カイ

やっぱり、変なヤツだな


◇ノア

あの『不世出の天才』と

呼ばれるマキナ発明家が

こんな変なヤツだとは……


◇ノア

いや、それよりも

そんな天才が

どうしてここに……?


◇リンジー

あー、それはぁ……

話せば長くなりマスのでー

またコンド!


◇ノア

今度……?


◇受付さん

あの、博士?

お話の途中ですみませんが……

こちらの方々は?


◇リンジー

ワタシが海でワーグに

襲われていたところを

タスケテくれた人たちデース!


受付サン!


カレらに

『メカリンジーちゃん』を

貸してあげてクーダサーイ!


◇ノア

待ってくれ、リンジー博士

メカリンジー――


◇リンジー

『ちゃん』!


◇ノア

……メカリンジーちゃんで、

何をするって言うんだ?


◇クロナ

それって、船も直せるの?


◇リンジー

NonNon!

メカリンジーちゃんを使って~


船を修理できるフレ~ンズを

コールするんデース!


◇カイ

おお、なるほどな!


◇ノア

そんなにうまくいくのか……?


◇リンジー

ダイジョブダイジョブー!

Noプロブレムデース!


ってなワケで受付サン!

メカリンジーちゃんの

用意を――


◇受付さん

ですが博士……


こちらの皆さんは

ミスマリルは

お持ちなのでしょうか?


◇リンジー

アーハー?

ミナサン、持ってマスヨね?


◇カイ

いや、持ってないけど


◇リンジー

Oh! 受付サン!

このヒト達は

ワタシのイノチの恩人デース


◇受付さん

仕方ありませんね

他ならぬリンジー博士の

頼みですから


今回は特別に

『クルーチケット』を

差し上げます


◇リンジー

サンキューデース

受付サーン!!


◇クロナ

これで、船が修理できるね!


◇カイ

ありがとな、リンジー!


◇リンジー

イエイエナニヲ!

オレイを言うのは、

こっちデース!


デハ、サッソク

メカリンジーちゃんで

フレンズをコールデース!!



To Be Continued……

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