第4話

男は話しかけながら歩いてくる

「早く収納しないのか?知っているとは思うが放置すると質や魔物が現れやすくなる」


説明する男祐希は困る。

「収納ですか?どう収納すればいいのですか?わからないので、プレゼントします」


怒りながら、近づき大獣熊の前で止まる沙希は低く小さな声で呟く

「邪魔よ消えなさい頭骨砕(ブレイククエイク)」


大獣熊の頭を剣で切断し祐希の前に立ち、頭をキャッチし話しかける。

「祐希君私凄く怒っているわよ。どうしてか何て、言わないわよね?」


冷たい瞳に声で話す沙希

「ごめんなさいわかってます。」


謝る祐希にいろんな人の助けを呼ぶ

「私とリコそれと町の人や冒険者の協力までどれだけの迷惑かけたと思っているの?」


怒鳴る沙希に少し涙流す。そして抱き付く。

「貴方が大獣熊を討伐したんだよね?ありがとうございます。」


すると男の姿はなく、かわりに置き手紙があった。沙希は読む。

【大獣熊を倒したのは俺ではなく、そこにいる新人ルーキーである少年である。大獣熊は難易度Aを倒した記念に貰ってくれ】


書かれていた。そして強引に引っ張っられ連れて行かれた。

「冒険者の祐希か調べるとするか」


そういい消える男、冒険本部では事件が起きようとしていた

「皆さんご迷惑や心配させてすみませんでした。」


謝る祐希に冒険者達は

「無事帰ってきただけで満足だ」


安心させるため、微笑む冒険者達に沙希はため息つく

「祐希君悪いんだけど、罰として冒険本部と、お家以外の入場を禁ずるわ。外出したい場合、リコと一緒でないと駄目でよろしくねリコ」


リコは沙希に近づき不安そうに答える。

「私は本部の仕事があって、あまり見れないがそれでもいいなら」


と仕事をしながら、話すリコに同意する祐希

「そうですよね。皆さんにも、迷惑かけた以上制限は当たり前ですので、わかりました。ですが一つお願いがあります。」


お願いする祐希に普通に戻る。

「早く理解して、偉いわお願いとは、何かな?」


「訓練相手や、勉強を教えて下さる指導者が欲しいです」


すると沙希は連絡をする。

「お久しぶりです。師匠はいる?」


連絡すると、リコは沙希の近くによる。

「沙希か懐かしいのぉ、それでどうした。沙希がかけるとは 」


40代後半くらいの叔父さんが質問する

「特訓して欲しい子がいるわけでありまして、お願いしたいわけです。」


「今から向かう」


そう伝えられ切られる。

「訓練相手や、勉強は完了したから、困ったら言ってね」


手を握り連れて行かれそして、家に戻り勉強や料理を始める。そこへチャイム叩く音が聞こえる。

「今行きます。少しお待ち下さい」


玄関開けるとソコには叔父さんが立っていた。

「お待たせしました。おはようございます。貴方が沙希さんの師匠で宜しいのですか?」


「そうだよ。少年こんにちは」


「僕がいうのはおかしいですが、中にどうぞ」


笑顔で案内すると感心する叔父さん

「勉強中にすまなかった。しかも懐かしい本を読んでいるな」


すると沙希がリビングから顔を出す。

「師匠くるの早いね。後机綺麗にして、そろそろ出来るから」


机の本などを片付けし料理が置かれた。

「頂きます。 たくさんあるから食べて」


「これ美味しいです。 おかわり」


「たしかに美味しい おかわり頼む」


リビングに行ったのを確認して話しかける。 

「沙希のことどう思う。本音で答よ」


すると悩むが結論出す。

「憧れです。 いつもは優しく可愛く、気配り上手で料理上手でたまにずれているがそこがまた可愛く、怒ると怖いがそれは優しさだと僕は思います。」


それを聞いた沙希照れ臭く笑う。

「私をそんな風に思ってくれていたんだ。凄く嬉しい 祐希君は私が大好きなんだね。流石に恥ずかしいよ。でも私も大好き」


沙希は照れ臭く笑顔見せると叔父さんは肩を軽く叩く 

「少年やるではないか。沙希をあそこまで本気出させる熱弁しかも、観察眼感心、感心」


チラチラ見る沙希に手を振るう祐希

「きゃぁ祐希君が私に手を振ってくれた、お姉ちゃん嬉しい」


「それで沙希、そろそろ本題に入ろう。 娘とずっと話していたいが 早くお城に戻らないと 召使いに注意されるんだ」


少し慌てた様子の父らしき男性は時計を見る。

「特訓や勉強させてあげたいから、迎え行くまでしばらく面倒見て欲しい」


そうお願いすると立てに振る

「わかった。いつもみたいに、沙希が帰ったら戻して、冒険いった時に連れてくる感じでOKか」


説明すると沙希は頷き、頭を下げる。

「少年もそれで構わないか?沙希よ今度は何を狩りに行くつもりだ」


心配する父らしき男性に教える。

「銀狼だよお父さん、でも心配しないで大丈夫その為のアイテムも買ったから」


沙希は自信満々に答える

「よろしくお願いします。気になったのですが、叔父さんって王様で、沙希さんはその娘さんだったのですか?」


不思議そうに質問すると、笑い話をする。

「そうだぞでは行こうか少年」


いい町を出た

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