監獄スタートの悪役令嬢 脱獄記 ~令嬢とかどうでもいいから私は逃げる!
八万岬 海
第00話-あらすじ(ネタバレまみれ
ファミ通文庫大賞用のあらすじです。
ネタバレで構成されていますので、未読の方は回れ右して1話へどうぞ
「攻略本を読んでからゲームをしたい」系の方にはお勧めです
――――――――
「なんてこったい……」
私が目を覚ましたのは四方を石で囲われた独房だった。
おかしい。この状況は何っ?
自分の容姿や名前・記憶を思い出すと、寝落ちする直前遊んでいたゲームの悪役令嬢だった。
しかもこの状況はフラグ回収のためにやっていたバッドエンドルートで、エンディングで悪役令嬢が処刑される直前の状況。
「やばい……すぐに脱獄しないと処刑されちゃう」
捕まれば即処刑。
極限の状況から死にたくない一心で、自らの身体を傷つけ泥と血にまみれながらも脱獄を決行する。
私はなんとか独房から逃げ出し、傷だらけになっているところにフレンダと名乗るメイドに助けられ森へと逃げ込んだ。
迫りくる追手と空腹で極限の緊張の中、意識を朦朧とさせながら一歩また一歩と足を引きずりながら森を進む。
泥水を飲み、魔獣の生肉で飢えを誤魔化しながら、私はついに小さな港町へとたどり着いたが、街では既に人相書きが報奨金付きの手配として回っていたのだった。
私は偶然出会った行商人マイクの手伝いで偽の身分証を手に入れ、私が誰かに嵌められ冤罪で捕まったと知ってしまう。
そして同時にこの世界がゲームの世界ではなく、ここはこういう世界だということに気づく。
元の世界に戻れない以上この世界で私が生きていくため、私は行方不明と聞いた両親を探す決意をする。
その後、貿易都市スルツェイへの道中で何者かに襲われていた兎獣人リンを助け、二人でリンの村へと向かうが、今度は謎の軍隊や暗殺者に狙われることになる。
事件を解決してリンと一緒に世界を冒険するという希望を手に入れた私は、王女殺害の冤罪を被せた真犯人に立ち向ってゆく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます