見えはじめた顔の裏

誰もが壁を作っていると

アニメのフィールドを思い出す

心の壁

意識の壁

過ごした日々

盲目に愛した日々が

当然、音も立てずに崩れ落ちたのを

何もなかったように

くるりと顔を裏にした、ら

今度は音を立てて崩れた

目の前に罅がはいる

それが見えた、あの日

面も裏も何もないのだ

私には何もなかったのだと

世間知らずが引き立って笑う

こんなはずじゃなかった、と

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