第6話 幼馴染は精霊だったへの応援コメント
今回の花祭りは主人公に良いものをたくさん運んできた。
それはギクシャクしていたはずの相手と一緒に行くことが出来たり、新しい出会いがあったり。
この話《わ》までで主人公が人とは違う、もしくは特別な能力があることが分かり、それによって疎外感だったり人付き合いが苦手になっていたりしたのだろうと想像した。
現実でも、特別な人間になりたいと願う人はたくさんいるだろうが、実際に人よりも優れていると奇異な目で見られたり、恐れられたり、腫物を扱うような扱いを受けることがある。
なぜ人は上を求めるのに、実際にそれを目の前にすると恐れるのだろうか?
とても不思議だなと思う。しかしながら自分が理解できないものに対して人は恐れる生き物なのだ。
だからと言って、特殊な力を持つものの内面が特殊とは言えない。
主人公は紛れもなく、普通の少女であり恋をすることがあれば、親しい友人が欲しいと思うもの。
彼女はいままで普通の幸せを願いながらも、それが叶わない環境にいたのだろう。
この花祭りでは、彼女にとっての初めてがたくさん詰まっているのではないだろうか? 先がとても楽しみな物語であると感じた。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
本当はみんな違っているはずなのに、少しそれが多めに見えてしまうだけで何かが歪んでしまうのって寂しい話ですよね。
それでも味方になってくれる人も超えて行くすべもあるんだって感じてもらえたら嬉しいなあって思います。
共感してもらえてすごく嬉しい。
1章はこの先上がったり下がったりとなかなか大変ですが、この回での友情が後のキーになっていきます。
謎解きは2章に入ってから。まだまだ先ですが、この後の過程をゆるゆる楽しんでください。
♡もありがとうございました!
第12話 幼馴染たちは楽譜の謎に迫るへの応援コメント
【好きな一ページを読んで感想という企画より】
【感想】第40話 幼馴染たちは楽譜の謎に迫る
面白そうなタイトルは沢山あったのですが、こちらにとても惹かれたので。
40話の中では、丁度謎説きをしている最中ということだろうか。花まつりの為に弾く楽譜を手にした主人公。しかしそこには謎があった。あらすじの中で、ギクシャクしてしまったとある二人のその後の転機も描かれている。その事により、主人公の気持ちが上向きになっていく様子も、丁寧に描かれている。
まず、全体的に描写がとても丁寧である。ここだけを読んでも、今まで何があって、これからどうしていかなければならないのかが分かりやすい。一ページのみの拝読だが、会話は本当に必要な部分のみという印象。他はモノローグで伝えられており読み応えを感じる作風。だからといって、読み辛いという事ではなく、じっくりと読むことが出来る。彼らは楽譜の謎を解くことが出来るのか、非常に先の楽しみな物語である。
謎要素のある部分について。
どのような思考で結果を導いたのかが分かりやすく、夢中になりました。
作者からの返信
crazy´s7@レビュー&作品紹介師さま、
丁寧な感想、ありがとうございます。
挫折と克服とその後が時々行ったり来たりするので、分かり辛くならないように気をつけたのですが、それをきちんと追ってくださって嬉しい限りです。
長い話なので、中には会話ばかりのような回もありますが、会話少なめで字数多めの地の文というのが、今回に限らず私の小説のスタイルです。
重いと感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、じっくりと読み進めていただいて楽しんでもらえたことは、喜び以外のなにものでもありません。
丁寧に書き込んでいったものが、読んでくださる方の想像を掻き立てるような物語を! という夢を力強く後押ししていただきました。感謝申し上げます!
第7話 親友はあれもこれも聞きたいへの応援コメント
気持ちが能力によって駄々洩れということは、想いも薄々相手に伝わっているのだろうが、それに反して行動の意味が分からなければ、その矛盾に傷ついてしまうのだろうなと感じた。
しかし、相手よりもそうしている自分が一番傷ついているのではないか? とも思ってしまう。
例えば大切な人を守るために嘘をつく。
致し方ないことだったとしても、理由や事情を話すことが出来なければ、誤解を受け嫌われてしまうこともあるだろう。
そんなことを望んでいるわけではないのに。
けれども、今回の花祭りでは主人公には新たな出会いがあった。
彼女の存在が何かこの状況を打破するキーとなるのではないだろうか?
ここの流れがとても自然でよいなあと感じた。
それは新しくできた友人に聞かれ、幼馴染とどんな関係であったのか明かされていくところ。しかしそれは説明などではなく、想いが溢れたような形となって描かれている。具体的に二人がどんな過去を共有していたのかというよりは、互いにどんな想いで、互いをどんな風に認識していたのか? が伝わってくる。
こんな風な関係であることを友人はどんな風に思うのか?
また、話を聞いて何を口にするのか?
ここではまだ、その友人の反応を見ることができないので、この先の展開がどうなるのか想像できない。また、とても楽しみでもある。
それはこの友人が、何か良い変化をもたらしてくれるのではないか? と想像できるからにほかならない。
二人の出会いや思い出についてはとてもロマンチックだなと感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
しっかりとした基礎というか理由や背景があればこそ展開の大きさは楽しみになっていくと思うので、その辺りはできるだけ丁寧に書くようにしているのですが、おっしゃるように説明的になってしまうのが問題です。ああ、上手く伝わってよかった。心から安堵しました。
あと、エピソードがロマンチックだと感じていただけたこと!せっかく異世界が舞台なのですから、現実にはあり得ない美しさや不思議さは醍醐味だと思うのです。ということで、この後も重ねていきます。第2章に向けて、さらなる過去のあれこれや秘密が紐解かれていきますが、よりロマンチックだと感じてもらえたら嬉しい限りです。