しあわせな、この日常

松本 せりか

おやすみ

僕が寝室に入ると、君はベッドでもう寝入っている。

そっと、僕は君の横に滑り込むように横になる。

君は気付かない感じなのに、不意に寝返りを打って、僕の懐に潜り込んでくるんだね。

「おやすみ。奥さん、良い夢を」

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