幸せって

 幸せってなんだっけ?

 毎日当たり前にいた

 君はいなくなってしまった


 でもね

 僕のそばには小さな犬がいて

 一緒に朝ごはんを食べている


 花を一輪飾ったら

 小さな猫もやって来て

 明るいお日様

 一緒に日向ぼっこしてる


 いつも仲良しだった

 あの人が

 もう僕からの言葉を

 読まないとしても


 そばに小さな幸せ二つ


 生きていれば

 大事な人が去ることも

 好きな友達がいなくなることも

 悲しいけれど仕方がない


 ただ少し

 ほんの小さな幸せが

 そばに在ること

 それだけが


 僕の寂しさ

 かき混ぜる


 苦味も渋さも

 甘い幸せのお砂糖で

 混ぜ混ぜしたら


 きっと

 失くした

 悲しさ溶けて

 なくなるでしょ?


 ほぉっと

 ため息ついてみて


 ほぉっと

 心ほぐれてく


 それから

 僕は気づくでしょう


 そこに在る

 幸せ気づくのでしょう

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