.14
都内某喫茶店
佐々木[トオルさん遅くなりまして]
トオル[いやいや、忙しいのは重々承知してますから。佐々木さんは飛ぶ鳥落とす勢いでのばく進中ですからね]
佐々木目の上にある5センチ位の傷跡をかきながら[世辞はいいですよ]
佐々木[いやしかし、どうやったんですか?娘が真面目に学校行きだして一週間ですよ]
佐々木[おかげで女房も機嫌よくて、やっと仕事に精が出せますよ]
佐々木[女房のすぐ怒る性格も変えて欲しい位ですよ]
トオル[娘さんは良い子ですよ。ご両親に似て]
佐々木[だから世辞はよしてくださいよ。これ謝礼です]
トオル分厚い封筒を受け取る
トオル[ありがとうございます。遠慮なくいただきます。これでイーブンですから]
佐々木[いやいや、こちらの方がまだまだ借り多いですよ]
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます