第6話「2月15日webのことで思い悩む」

web上で公開したくないのには、事情があるのだ。


学生時代に絵描きをしていた教師に、

「絵を売る人は、簡単に自分の絵を人にあげたり、2次創作のできる場へ公開してはいけない云々」

「ましてや絵手紙や年賀状なんかは云々」

「絵で生活していくならそれが必須」

「自分の絵を評価されたいなら、摸写をされる立場になれ」

と、くどくど言われてきたからで、それを忠実と言って良いほど信じてしまってる自分がいる。


でも、令和のこのご時世。

「ちょっと考え方が古いのでは」とも思ってきた。


あたしは絵を描く以外に「似顔絵ラフ」をいくつもいくつも描いていて、それをモデル本人に沢山あげてきた歴史もある。


このままで、いいのか。結論がでないまま、明日の絵を描く日をむかえる。


■■用語解説■■

模写もしゃ=そっくりそのままオリジナルの絵を描き写すこと。

模写をする事で得られる物は計り知れない。


ラフ=ラフスケッチを略した意味で使っている。

ゆるーく大まかに描写すること。


似顔絵ラフ=作者の1番の得意技。鉛筆で描く。

何枚もの似顔絵ラフを描いてきた。

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