その18  『生活編』 ちのい



『ちらばちれ


    処置台のうえの


        やましんさん』




 この、金曜日は、お腹のステントの交換日です。


 なかには、麻酔なしでやってしまう、豪傑さまも、いらっしゃいますとか。


 しかし、やましんは、痛いの苦手です。


 血液検査と、尿検査して、ちょっとおしゃれな定食たべ、それから、やがて、呼ばれて処置室に入りますと、とりあえず、したぎは、ぬいで、処置用のパンツにはきかえます。


 お水を使うので、びしょびしょにも、なりますから。


 準備ができたら、手術台よりは、歯医者さまの治療台に近い感じの、でも、高い位置にある処置用の台に階段を三段ほど上がりまして、横になります。


 そこで、まず、うつ伏せになります?



 すると、ドクターから、『じゃ、いきます。ごめんなさい。』と、言われまして、おしりから、『ぶちゅ』、と、麻酔注射をいたします。



 『ぎょわ〰️〰️〰️〰️〰️〰️☺️‼️』



 これが、じつは、瞬間的には一番いたかったり、いたします。


『やましんさん、大丈夫でしか?』


 と、お尋ねがございますが、『だいじょび!』以外に、なんと、申せましょうか。


 ついで、反対向いて、前側、陰部から、ゼリー状の麻酔薬をたっぷりと、充填いたします。


 これは、それほどいたくなく、気持ち悪い、と、いうくらい。 


 すべて、やましんの、ためであります。


 10分ほどして、いよいよ、本番。


 ドクターと、看護師さまにより、実施されます。(だって、さいしょは、恥ずかしかったです?もう、なれました。)


 まず、古いステントを、下からカメラと、器具を挿入して、お腹のなかから、引っ張り出しまして、そのあとに、新しいステントさまを、腎臓から、膀胱まで、浮かべるのです。


 え、これ以上、具体的には、やはり、ちょっと恥ずかしいです。


 ま、しかし、体の中は、外とつながってるわけでありまし。


 そのあと、しばらくは、お手洗いとの競争になります。


 まあ、5分から10分おきくらい。


 紙パンツが、ぜったい、必須。


 恐らく、個人差はあるのでしょう。


 ま、まないたの、こい、みたいなもので、どしよもないです。


 どうにでも、どこからでも、どぞ。です。


 時々、細菌に感染して、高熱が出ることも、ありますが、それは、まれです。




 

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