やっぱり改稿。実験。(ネタバレあり)
こんにちは。
朝、五時台に起きてしまって、葉桜の改稿を迷った挙句残し……
お散歩の最中に皆さんからのご意見をいただき。
さらに帰ってきてからもアドヴァイスなどいただき。
ありがとうございました。
時間の経過についていただいたコメントも参考に、結局、こうしました。
「今年もロンドンの桜が満開になりました。週末は、セントジェームズ・パークでお花見です。」
うん、葉太については私自身の個人的な望みであって、読者様に対して確かに乱暴だわ。
それから、作中の葉太は作品外の私が思ってることなんて知ったこっちゃないし。
作品内では桜子との一連のやり取りで、それなりに彼自身も得るものがあったはずですから。(ということがちゃんと伝わってるといいな)
というわけで葉太には申し訳ないですけど、消しました。消したけれど、もしかしたら麗花との関係は戻っているかもしれません。
「私が暗に示したいこと」と「読者さんの想像に任せるところ」のバランスが難しいです。
私自身が伝えたいのだけれど、はっきり言いたくない。ということと、どうとるかは読者さんの自由に任せよう、の区別がね、明確にするのに、まだまだ力不足みたいです。実は「読者の自由」と思っているつもりが、本当のところは前者100%で読者さんに対して思いやりがないのかもしれない、とか。
作中で全てを語りたくないのは本心なのですけれど。絵画でしたっけ、観者の解釈に作品の意味を見出す考え方。それと同じで、読者の自由な想像の余地を残すのがある種の文芸に必要なことだと思う気持ちはあります。それから、ここはダイレクトに書かず、私の伝えることを汲み取ってもらう表現にしたい、ということと、雑な処理、は違うからなぁ。と思って逡巡してます。ここのあたりがきちんと区別できるようになれば、もっとうまくなるだろうか。
ところでさりげに『明日の黒板』一作目の春子が苗字を変えていたことに、誰かお気づきになられただろうか。
***
はてさて、「葉桜」の前に書いた同題異話SRの自主規制は、「主語」の排除(最後を除く)で挑戦れっつごう、でした。今回の「葉桜」の自主規制も、どちらかといえば「省く」方向。
これについては整理つけて書くのに時間かかりそうなのでまた今度にするとして。どのみちつらつらつらつら書いてるのでまとまりないんですけどね。
今回もでしたが、「頭の中に映像的場面がある」と言うようなお言葉を賜ることがたびたびあります。
確かにそうかもです。自己分析しました。
全部を文章に書くと流石にうるさいので書きませんが、頭の中に映像があって、というのはあるなぁと思います。『葉桜』で例を探してみました。
例えば教室の面接の場面。私の高校の校舎とは違うのですけれど、大体教室の作りはこんな感じ。
・隣同士くっついていない席
・廊下側のぼんやりイメージは、下がスライド式の窓(ざらざらした触感で外が見えないやつ)になっていて、上の部分がロッカー的、さらにその上に荷物が置いてある(運動部系の鞄とか)
・窓の外に背の高い木(三年生の教室は二階?)
・校庭が近い(多分、斜めに見下ろす感じ。木があるから)
・葉太と桜子が座っているのは教室の真ん中あたり(窓から入る光が当たってしまって眩しくないところ。電気はついていないので、教室には窓の形に応じて影)
・床はタイル
公園の場面はこんな感じ
・入り口の門は黒の金属で、男の人の背よりも高い。縦に金属の棒が並んだ造りの門扉(といえばいいのだろうか)棒の間隔は手のひらを縦にしないと入らない狭さ
・ベンチは木(じゃないと座った時の寒さが半端ではない)。帯状のを連ねたやつ。
・ゴミ箱は入り口側でなくて奥。昔ながらの網目のある、上に少し膨らんだ筒状
・缶コーヒーはプルタブ式。
教員室
・学年ごとに担任の先生たちの机が固まっている(2〜3机づつが向かい合わせで合計4〜6くらいの机が四角を作っていて、その机の「島」が教員室にいくつかあるのだけれど、ドキュメントボックスとか、教員室入り口にある胸の高さのカウンター or 棚(青鈍)があるので、島の輪郭はあまりはっきりしない
・上述の「島」にそれぞれ電話一つずつ。きっと各学年に直通の内線があるんでしょう。
・入り口から一番遠い側は前面窓。二段式。
実際にこの文は、小説書き終わってから意識的に書いているものなので、多少は盛られているかもしれないけれど、大体こんなイメージだったと思います。
でもこれ、全部を文章に書き込んだらうるさいだろうし。
どこまで情景を書き込もうかって、どこまで心情を書き込もうかと同じにバランスがなかなか難しい。
徒然の連投失礼しました。しかし、本日も眠すぎてしばらく続きそうなので、ご興味ない方は流してくださいな。エッセイは読み直さずにアップしてるので、いつも以上にまとまりがないです。ご容赦をば。
かまってくださる皆様に感謝しながら、お昼ご飯を考えます。
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