チラシ裏のラビリンス

MS3

なぜこんな誰得な代物を?


 ふと、わたしは思った。



 自分の書くスピードが遅いのではないかと。


 だいたい4000字書くにはおよそ4時間はかかる。さらにそこから見直し、表現の修正やらなんやら行うと5時間から6時間。


 もちろんこれは書いている時間だけであり、何もすることがないときは頭の中で構成を練っている。


 トータルでかかる時間は、たった4000字程度なのに10時間近くを潰ているのだ。


 上の表現は少々大袈裟かもしれないが、1時間あたり500文字ぐらいしか書けてないのが現状……。



 ────そこでわたしは思ったのだ。



 脳死でただただ駄文を書き散らせば、いったい1時間でどれほどの量を書けるのかと。



 では、何を書こうか?



 わたしはゲームが好きだ。


 それは現実ではありえない事象を体験できる。


 剣や魔法の世界へ、巨大なロボットに乗って戦うことも、泥臭い戦場を仲間と共に駆け巡ることだってできる。



 なんと、素晴らしいことか。



 これは書き物のスピードを上げる訓練がてらに、筆者自身のゲーム体験を面白おかしく語る、そんな何ともくだらないものだ。



 そんなチラシの裏を見るあなただけには、名も知れぬ1人の男の思い出を……暇つぶし感覚で見て欲しい。


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