十二月二十九日 よくわかんないことばっかり書いちゃった

 読んだ本

 ・『肉体のジェンダーを笑うな』山崎ナオコーラ(オススメ!!!)

 ・『後宮の烏』(1〜4巻を読み返した)白川紺子

 ・『後宮の烏 5』(最新巻!)

 ・『暁を抱いて眠れ』井中まち(何度読んでも好き!!!)


 見た映画

 ・魔女でいっぱい

 ・ビートルジュース


 クリスマスだっていうのに、ハロウィンな映画を見てしまった。まぁまぁ、いいさ。そういうものさ。


 色々と考えて、気づいたこと。

 私は性別を気にせず、人を好きになってると思うんだ。好意を寄せてくれて、のみならずそれを伝えてくれたら、私は性別気にせず「いいですよ」となってしまう。同性の方とお付き合いをしたことがないけど、片想いに近い感情を抱いてるから、そうかもしれないと思った。あの子に触れられたら、私は受け入れてしまうと思うんだ。

 友達だからそういう目でみてはいけないって抑え込んで、「私は同性を性的に見ない人」と自分でカテゴライズしていたんだと思う。

 こんなこと書いてるけど、いまも迷ってる。実際に触れる、となるとやっぱり躊躇してしまうのかな。でもその躊躇って「同性愛はダメだ」と言われ続けたからかもしれないんだよな。「誰を好きになってもいいんだよ」とか「好きな格好を着ていいんだよ(男性もスカートを履き、女性もネクタイをつけているような)」な世界だったら、私は気にしていなかったと思う。こういうことを気にしたくないな。性別を気にせず、相手をみたい。「男性だから好きになった」ではなく、「あなただから好きになった」が好ましい。

 好きだと思ったら、好きでいいじゃないか。他の人の声を気にせず、声高々に「好き」だって言いたい。難しい。


 最近、私の中で流行ってる言葉;

「好ましい」


 夢で、(私の)理想を形にしたような女性が出てきた。私はいつもの私じゃなくて、その子になっていた。

 陽の光を浴びた小麦畑のような髪は、柔らかく、肩までゆるやかに伸びていた。

 何色とも言えないような幻想的な瞳は、紫色に染まる前の紫陽花の蕾のよう。目元は、星々と月を包み込んだ夕焼けをアイシャドーにしたみたいに、瞬きをするたび目元がきらめいた。

 ピンクゴールドの首飾りは、ダイヤモンドのような宝石が散りばめられた花の模様を垂らしていた。額飾りサークレットも同様に、豪華すぎず、控えめすぎず、ほどよく彼女の美しさを引き立たせた。絵画のような。

 いいや、私はこれほどの女性を見たことがなかった。絵に表せられないほど。美の女神がもし現実にいたら、彼女のことを指していると思う。それほど、綺麗な女性に私はなっていた。(書いてる私は、なりたいというより会ってみたいと思ってるけど。無意識の願望?)

 私は特にやりたいこともなく、街を颯爽と歩いた。うっすらと笑みを浮かべる唇は、朝露を浴びながら開花した薄紅色の薔薇のようだった。彼女に笑いかけられた人は、みんな微笑み返した。

 クラブに入って少し踊ったり、何かを飲んだり、黒髪の女性と話したり。とっても楽しく過ごしたと思う。(現実の私は、クラブなんて行ったことがないけど、私の理想のお姉さんは行くお姉さんだったみたい。踊るのは好きよ)

 しばらく過ごしているうちに、私は何かに気づき、鏡の前に立った。すると彼女の顔が徐々に、本当の自分の顔に戻っていった。虚しく、妙に自分の顔が醜く感じた。

「あぁ、こうやって夢から醒めるんだな」

「私はこれほど自分の容姿を気にしていたんだな」

 鏡に映る自分が変わるほど、幸せに浸っていた心が冷たくなっていた。


 って夢を見たんだけど、やばくない? 色んな意味で。

 私はとびきり可愛い訳でもなんでもないぼけーっとした人で、普段はあまり容姿について考えないようにしてるけど、こうも極端な比較を見せられると心に来るものがあるね。くるしいわ。素敵な人を見て羨ましいな、私もああなりたいなとはたまに思うけど、こんなに気持ちが変わるって思わなかった。私、自分が好きよ。ほんとよ。自分に試されてるのかな。怖い。

 あと別の意味でもくるしい。彼女を思い出すたび、かなしいんだ。また夢であえるのかな。忘れないように、絵に描こうと思ったけど、綺麗な人を描けるほど画力自信がないし、思い出を上書きしそうで怖い。また会いたいな。名前はあるのかな。何が好きなんだろう。また夢で会えるのかな。

 もう彼女にはなりたくないけど、会いたい。(きーれーいーなーおーねーえーさーんー!)


 くるしいーーーーー!!!!



 惚れ惚れしてしまうミュージックビデオだったよ。オススメ。

 Jessie Ware - What's Your Pleasure?

 https://youtu.be/qS_o7XpnEqA

 こういうのばっかり見てるから、こんな夢見たのかな……。

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