論じるつもりはないものの

帆多 丁

まずは質問に答えてみよう

 さて困ったぞ。

 何から書きはじめればいいかわからない。


 そんな僕に企画主のイトリさんからアドバイスが。


「何から書きはじめればいいかわからないという方は、以下のテーマで書いてみるのもいいかもしれません」

(参照: https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054893779648)


 ありがたや。


 そういうわけで、まずは一問一答いってみようと思います。


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★どうして文章を書き始めたの?


 なんででしょう。

 今やクラシックとなりつつあるRPGのノベライズがありまして、小学生の頃にねだって買ってもらいました。それで、読んだ時に思ったんです。

「こういうの、作っていいんだ」

 "いいんだ" っていうのが自分でもちょっと不思議なんですが、これは結構はっきり覚えてる。

 本を買ったのができたばかりの川崎アゼリアだったことも覚えてる。





★どうして絵や音楽や映画じゃなくて文章を選んだの?


 身も蓋もないですが、ノートとペンがあれば作れたっていうのは大きかったのかなぁ。

 「表現する」という行動は昔から好きでした。絵を描いていた時期もありますし、小説書くのとは別に、サンバをかなり長いことやっています。



★はじめて書いた作品について

 実家にあります。

 父が会社から持ち帰ってくれた落書き用の裏紙に書いたのが最初。小学五年生? 六年生? それぐらいのころに書いたもので、当然ながら稚拙ですが、完結させたのはえらかったと思う。


 剣使いと槍使いの双子、幼なじみの魔法使い、竜鬼族とかいう種族の格闘少年(漫画の影響)、風水士(地形効果で戦う。ゲームの影響)の女の子の五人パーティーが、魔物倒すやつです。で、パーティー内恋愛とか始まるやつです。わかりやすい。


 清書したのが(したんですよ。真面目か)残っていて、原稿用紙がキングジムのキングファイル一冊文。ええと、約400枚、16万字ぐらいだったのかな。

 まじかよ小学生。

 

 原稿用紙もキングファイルも高い(母に無駄遣いするなと怒られた)ので、中学からは大学ノートを縦にして使ってました。初めからそうしろ。


 



★はじめて感想をもらったときの感動について


 どれが初めてなのかもう思い出せないのですが、感動が行き過ぎてとある子に惚れた。まじかよ小学生。




★あなたに影響を与えた3冊について

 

「ブルドーザのガンバ」

 絵本です。役目を終えて忘れられ、打ち捨てられたブルドーザが嵐の夜、救急車の行く手を阻む倒木をどけるために最後の活躍をする話です。

 普通の人を活躍させたがるのは、この作品の影響なのかなと思います。



「姑獲鳥の夏」

 京極夏彦先生の妖怪小説。

 「ヨゾラとひとつの空ゆけば」作中に出てくるのコンセプトは、京極堂シリーズの影響を多分に受けています。

 


「ソフィーの世界」

 受験の時はお世話になりました。帆多は倫理選択。

 自作が哲学的かと言われれば、そんなこともないだろうと思うのですが「思考を追うのは面白い」というのを認識させられた一冊です。

 



★使っているツール、机、椅子、手帳のこだわり

 あまり無い気がします。会社のPCで書いてる時が一番タイピングが早いのですが、家で開きたくないので出張時のホテル限定オプションです。



★どんなときに書くのが楽しいと思う?


 できたとき。とにかくひとつ、できた、というのが楽しいです。




★どんなときに書くのをやめたいと思う?


 今のところ、やめたいと思ったことはありません。未来のことはわかりませんが、書かない時期はあっても書くのをやめる事はないんじゃないかと思います。




★文章表現におけるあなたのこだわり!

 リズム。

 擬音語。

 人の口調。

 あと、要所要所になにか変なものを突っ込む。



★小説を書いていること、誰かに話している?

 はい。弟と元彼女に。

 


★これまで一番良く書けた表現について解説する

 

 表現の選択は「これがいい」「これが好き」と初心者丸出しな動機でやっていますので「良く書けた」と言われると悩んでしまいます。

 

 「ヨゾラと」第一話の魚が死ぬ場面は良く書けたと思います。第一話の中で明確に「息絶えた」と書かれたのは魚だけなんですが、それをもって第一話全体の生死を確定させられたのは、うん、「帆多くん良くできました」と思っています。

 



★嫉妬した時どうしてる?どんな人に嫉妬する?

 

 誤解を恐れずに言うのなら、僕は誰に対しても嫉妬しうる。


 ですが、その嫉妬を理由に他者を攻撃しなかったのであれば、その嫉妬は無かったも同然だと言うマイルールで生きています。

 

 発露されなかった悪感情は、対外的には存在しません。

 あとは、自分の中で解決するだけです。


 目をそらす、耳をふさぐという逃げだったり。

 「僕がいま嫉妬してるその事象は、僕を貶めて手に入れたものか? ──否」と言う自問自答だったり。

 嫉妬に駆られる時間をやり過ごせれば僕の勝ちです。嫉妬のもとにくだらない行動を取ったときこそ、負けだと思ってます。

 何と戦ってるのか知りませんが。



★自分の文章のいいところを30個見つけてみる!


 うわ、難しい!


1 リズム

2 擬音語

3 視点の誘導

4 ひらがなカタカナ漢字のバランス

5 距離感

6 細かさ

7 情報開示

8 それっぽい造語

9 体感表現

10 口調による書き分け(not語尾)

11 情報の省略


 ──っ! あとは宿題!

 これ本当に難しいです。過不足無く自分と向き合わないとできない。

 おいおい更新されていくことでしょう。向き合え帆多。


12 助詞の使い分け。

13 一人称に限りなく近い三人称

14 思考の順序をさまたげない

15 切り替えのメリハリ

16 二人称

17 没入感

18

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20

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27

28

29

30





★あなたにとって書くこととはどういうこと?


 表現手段のうちのひとつ。

 文章でなければいけなかったとは、思っていません。ただ、書くことに出会ったから、大事にして行こうと思っています。



★あなたの創作遍歴を教えて


 裏紙のRPG風小説

 高校芝居の脚本

 歌詞の翻訳ブログ

 ダンス振り付け

 再び小説




★自分は駄目だと思ったとき何を食べる?


 塩分と炭水化物が豊富、かつスパイスの香りがする温かい食品。

 すなわち担々麺かカレーライス。

 駄目じゃなくても食べる。


 最近はカレー担々麺というベストマッチな料理がありまして。




★文章を書いてどうなりたいかっていう目標はある?


 感動、とまでは言いませんが、読んだ人の心の中に溜まってた感情を外に出すきっかけになれていたら、僕の書いた物にも意味があると思えるので、そうなりたいです。

 



★仕事にしたい?それとも趣味のままがいい?


 好きにやらせて欲しいので、アマチュアがいいなぁ。



★プロットの組み方


 こう、ばーっと。書き連ねます。セルフブレインストーム。それをプロットと呼ぶのかどうかはともかくとして。



★これまで読んだ創作論の本を紹介する!

 

「ミステリーの書き方」

 大沢先生と宮部先生が寄稿されていたので買いました。

 みんなやっぱり書くの好きなんだなぁ、という牧歌的結論に至り「それでいいのか」と自問自答した日々があります。



★細かくて伝わらない文章のこだわりを語ってみる


 単語の区切り。

 ひらがなカタカナ漢字を利用したり、傍点振ったり、「この際仕方ない」を「このさい仕方ない」とフリガナふったり。

 長編では数字に漢数字を使っているのですが、イチが厄介で今さら後悔。

 

 この一度。

 このー度。


 わかるか。


 


★これまで書いた中で一番好きな作品について語る!

 

「おはようマイヒーロー」

 理由: おはようマイヒーロー言われたい。


 言われたくないですか? マイヒーロー。私のヒーローでもいいですけど。

「ぼくのかんがえた、さいだいリアルなゆめ」が形に出来たので、かーなーり気に入ってます。


 少ない自作品の中で、最もエネルギーを割いているのは長編の「ヨゾラと」なのですが、あれは好き嫌いというより相棒とか家族のようなものなので。




★どんなジャンルが好き?そのジャンルへの熱い思いを教えて!


 困った。ジャンルにこだわりがありません。

 ああでも、いろんな人に光があたる展開がとても好きです。例えがミーハーなものばかりで恐縮ですがこちら。


「模倣犯」

 現代ドラマなので当然と言えば当然ですが、この作品には凡人しかいないじゃないですか。いないんですよ。でも、作中で暗躍する犯人役(こいつが嫌な奴なんだ)に、ポッとでてきたヤンキー上がりの兄ちゃんが言う「オレは頭悪いけどそれはインチキだってわかりますよ」とか、そういうのが熱いです。

 


「シン・ゴジラ」

 言わずもがな。見る人の想像力や洞察力を総動員させる演出も本当に取り込みたい。自分の想像力が自分の心を突き刺すのです。素晴らしいし、本当に痛かった。



「僕のヒーローアカデミア」

 こちらは、(我々から見て)普通じゃない人しかいない。主役の周りだけで20人近くいるのに、一人一人の長所をしっかり描き出して、さらにちょっとした脇役同士の人間関係の描写が要所要所でハートを掴んでくる。

 盗みたい。



★おれの修羅場飯

 修羅場飯……? と思ってしまったのは、締め切りのある創作をやったことがないからでしょうね。

 お仕事の修羅場では、カロリーメイトをコーヒーで流し込む事がありました。カロリーはテンションを上げる。



 以上、一問一答でした。



 宿題については、随時更新します。

 すぐに出来なかったあたりが経験の浅さを物語ってますが、やることに意味があるので、探すぞあと20個。


 宿題と平行して次回以降、自作を通して「こう書いたらこうなった」を提供して参ります。


 よろしゅうに。

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