溺れる者。


「別に

 知力など必要ない

 私はただ


 お前の声に

 お前の音に

 お前の言葉に


 溺れたいだけなのだ。


 なぜ其れが分からない

 なぜそんなにも卑下する


 私はお前だからよいと

 これほど

 何度も

 言っているというのに」

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