外国人登録証
外国人が韓国で暮らすためには、外国人登録証を取得しなければなりません。
取得しないまま韓国を出国すると、せっかく取得したビザが失効してしまいます!
再入国もできなくなります!
銀行口座も開設できません。
携帯電話やインターネットを個人で契約する場合も必要です。(携帯電話はパスポートだけで契約できる会社もあります)
アパートに住みたい人も、外国人登録証が必要です。
書類がそろいしだいすぐに行きましょう!
入学してしばらくたつと、大学の日本人担当の事務員さんがクラスまできてくれます。
事務員さんは大学の書類を渡してくれますが、中には書類の他にソウル出入国・外国人庁の地図も入っていました。
このソウル出入国・外国人庁というところで登録手続きをします。
地下鉄五号線
建物がいくつか並んでいますが、向かって左側の建物がソウル出入国・外国人庁です。
住んでいるところによって管轄がちがいます。
管轄によって申請する受付場所もちがってきます。
自分が住んでいる地区がどの管轄なのかを確認してから、申請したほうがいいと思います。
私が住んでいる地区、
受付のフロアは広いのですが、たくさん人がいて、広々とした感じがしません。
イスもたくさん設置されているのですが、すでにいろいろな国の人達が、順番を待つためにうめつくしていました。
日によっては日本語ができる職員もいるそうです。
私が行ったときはいませんでした。
とにかくまずは申請書を書かなければと思い、見まわすとフロアのはしに机があって、外国人達がなにかを書いていました。
申請書があるんだなと思い、机に近よると申請書が何種類かありました。
さて、どれに書けばいいものか?
見本があったので、参考にしてなんとか書くことができました。
番号札をとってから呼ばれるまでけっこう待ちましたが、三月・四月はすごく混むということを知っていたので、気になりませんでした。
番号を呼ばれて受付に書類を提出すると、申請書を確認した職員さんに、
「電話番号はないんですか?」
と聞かれました。
登録証ができたら電話することになっているようです。
しかしまだ携帯電話を買っていない私は、パソコンのメルアドだけしか書けませんでした。
「友達の電話番号を知っていますか?」
私が電話番号を持ってないことを察した職員さんは、友達の電話番号を聞いてきました。
韓国語が通じないのだと思ったらしく、何回か同じことを聞かれたのですが、
「知らない」
としか答えようがありません。
もちろんまだ電話番号を教えあうほど仲のいい友達はできません。
というか、電話よりラインで連絡を取り合うので、いまだに電話番号を知らない友達もいます。
日本人留学生達は、私と同じようにこれから電話を買う人達ばかりでしたし、知っていたとしても勝手に書類に書くわけにはいきません。
「メールでお願いします」
とお願いしたら、あきらめてくれました。
いかにも受付の人と会話したように書いていますが、実はほとんど通じあってないです……
毎日外国人を相手にする受付の人でも、基本韓国語で話します。
どうしても通じないときは英単語を使ってくれます。
それでも手続きができたのは、どんな申請手続きでもだいたいにかよっているからです。
簡単な韓国語単語を知っていてよかったと思いました。
渡韓して一ヶ月もしない私の語学力では、けっこうたいへんでした……
受付の人は一ヶ月後に外国人登録証ができると教えてくれました。
三ヶ月かかると思っていたので、ほっと安心しました。
一ヶ月後、登録完了のメールがきました!
指定された日に行ったつもりだったのですが、水曜日と木曜日をまちがえて一日早く行ってしまい、すごすごと帰ってきました……
駅からけっこう歩くので、かんちがいした自分を恨みました……
実をいうと留学斡旋会社にサポートをお願いしていたのです。
「外国人登録をしに行くのでサポートをお願いします」
とメールしたら、
「入国して三ヶ月しないと登録できません」
というトンチンカンな答えが返ってきました。
四月は登録人数が多いので、申請しても完了するまでに三ヶ月かかるという噂は聞いたことはありましたが、そのことを三ヶ月たってから登録しなければならないとかんちがいしたのでしょうか……?
留学のプロフェッショナルが?
担当者は三ヶ月後でないと登録できないと思い込んでいるから、サポート手配をきっぱり断わられ、しかたなく一人で行ってきたしだいです。
費用を留学前にすでに払い込んでいるのにもかかわらず、です!
もちろんサポート料金を返金してくれません!
後述になってしまいましたが、手続きに必要なものとして、パスポート、手数料30,000ウォン、留学生は大学在学証明書です。
それから、カラーの証明写真が必要です。
私は日本で撮った写真を何枚か韓国に持って行き、それを使いました。
写真を撮るというだけで、時間と労力を使いたくなかったからです。
証明写真をどこで撮ればいいのか、日本みたいに機械があったとしても、韓国語の証明写真機をスムーズに操作できるかなど不安だったし、写真機の場所や使い方をネットで調べたり、写真屋に行くとしたら韓国語でコミュニケーションを取らなければならないとか、考えただけでグッタリします……
授業が始まると、毎日宿題、毎日テストを、慣れない海外生活をする中でこなしていかなければなりません。
持っていって正解でした。
韓国の証明写真事情を、ネットで検索してみました。
そうしたら、日本のような写真機があるそうです。
地下鉄の駅構内に設置されているそうです。
私も留学中、どこかの地下鉄の駅で見かけたような気がします。
写真店でも証明写真を撮ってくれます。
韓国の写真店は整形したようにきれいに修正してくれるそうです。
興味がある人や、チャレンジ精神がある人は、きれいに証明写真を撮ってくれるお店で撮影してみるのも、楽しい思い出になるかもしれません。
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