第251話 感染症擬人化

 日経の夕刊(擬人化ニッポンの不思議 伊藤慎吾(4))に台湾CDCが感染症を擬人化したイラスト集を作ったという記事があったので探してみた。 DISEASE という雑誌の表紙を飾るモデルとして描かれている。

 オリジナルは台湾CDCのfacebookにあるらしいが、facebookは使っていないので、海外の紹介記事を見てみた。


 疾病管制署 - 1922防疫達人 - 投稿(Facebook)

 www.facebook.com/TWCDC/posts/10158571940743407


 バズプラスニュース

【絶賛】台湾の厚生省が発行する小冊子が気合入れすぎてて話題

 buzz-plus.com/article/2019/08/13/taiwan-disease-news/


 代表的なな感染症が擬人化されている。

 COVID-19はとてもクールでSF的


 TW-CDC DISEASE character illustration で検索すると見つかるはず

感染症 擬人化 でも見つかる 


 2018年頃に始まって、話題になったらしい。 卓上カレンダーも売っているようだ。


 日本では良識派を自称するクズや老害が湧いてきて「不健全、不謹慎、不適切」と騒ぐから、このような企画の実現は難しいだろう。

 台湾の政府機関は柔軟


 新型コロナの新規感染者数は、勢いは弱いものの、ジリジリ増加している。 5月8日以降、5類に分類されると迅速な統計情報が得られなくなる。


 厚生科学審議会 (感染症部会) 第75回

 www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_127717.html


 第9波はなかったことになるらしい。増加は認められるがオミクロン株亜種の変異株で、病原性が低く、医療逼迫も起こっていないので5月8日以降は5類にする。厚生労働大臣の署名つきの文書が発行された。


 感染症対策のジレンマという問題がある。感染症対策を強化すると犠牲者は減るが、収束までの時間が延びる.。 解決策はワクチンと治療薬の開発と使用。先進国はワクチンと治療薬の効果が出るまで感染症対策で押さえ込んで、徐々に緩和してきた。中国はゼロ・コロナでぎりぎりまで押さえ込んで、解除後、たった1ヶ月で集団免疫を獲得した。どちらにしても、莫大な感染死亡者と経済的損失が出た。経済界では、今回のコロナ禍の経済的影響は、10年以上残るかもしれないといわれているらしい。


 日本の場合、3年かかって構築した現在の体制を、次の新しい感染症のパンデミック下で再構築するには、最低でも6ヶ月かかると推測されている。


 オミクロンの次のパイ株なのか、鳥インフルエンザのH5N1なのか、それともまったく未知の病原体Xなのか?



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