第118話 無症状者を探すPCRを抑制しようとする理由は?

 数理疫学モデルでは、無症状の感染者を見つけて、隔離すると、感染拡大は抑制されるはず。大量検査は有害だという数理モデルは見たことがない。もしあるなら、紹介して欲しい。


偽陽性の問題

 特異度は原理的には高いはず。

 問題になるほど偽陽性がが出る場合は、コンタミ、検査技師の技術が未熟等別の理由が考えられる。

 偽陽性が頻発する場合は目立つので、改善は期待できる。

 感染性のないウイルスの残骸を検出している可能性はある。


偽陰性の問題

 感度が70%程度であれば、30%の見逃しがあっても、無症状感染者は減っていく

 見逃された偽陰性の全員が、愚かな行動をするわけではない。

 陰性が免罪符にはならないという啓発が重要

 入院前検査で、陰性で、入院後に陽性になって院内クラスターが発生した例は沢山ある。

 陰性は、あまり信じてはいけない。そのときに陰性だった(陽性ではなかった)という以上の意味はない。

 アリバイ工作または気休めとして、「陰性証明」を要求する企業があるが、これも意味がない。


経済的な問題

 できるだけ、経費をケチりたいのか。


人権問題になる、過剰診療になる

 強制的に大量検査をするわけではない。

 感染症法では、罰則まで設けたのに。


効率が悪い 

 潜在的な陽性者が多そうな地域から重点的に始めればいい。


人員不足の問題

 すでに、追跡能力は不足していて、検査で陽性者が見つかっても対応できない。

 隔離する場所も足りない。

 本来業務だけで手一杯。 余分な仕事を増やすな。

 過去の怠慢や過剰な削減政策のツケが回ってきただけ。現場には責任はない。


試薬の不足

 試薬が不足すると目的とする検査に支障をきたす。

(国産で増産しているので、解消されるはず タカラバイオ等)


装置の不足

 国から新規導入の補助金が出ているはず。


検査要員の不足

 全自動検査装置がすでに発売されている。


大量検査という手法が、古い頭になじまない

 老害は排除すれば済む。


発症前から感染を広げるウイルスに、過去の常識がついていけない

 思考を切り替えればすむ。


主導権を握りたい

 民間検査が増えているので、主導権は握れない。


情報統制したい。感染者数を少なく見せたい

 インターネットの時代に、それは無理。


準備不足のの怠慢を隠蔽したい

 もう、ばれているので、いまさら言い訳しても無駄。


素人は口を出すな

 素人でも納得できるような説明が必要。

 それとも、公にできない理由があるのかな(これは陰謀論)


ワクチンで終息するはずなので、余分なことはしたくない。

 ワクチンだけでほんとに終息するのか。


国民全員を検査しないと意味はない

 無症状感染者を可能な範囲で減らすだけでも効果はある。

 感染者を積極的に見つけて隔離する努力を怠っているのが問題。

政府も検査の拡充を約束しているし、積極的疫学調査も推奨している


 納得できる反論が聞きたい。

 with corona は失敗するだろう

 検査を「シーヤ派」と「スンナ派」に分かれて、宗教戦争をしているように見える。


緊急事態宣言が2021年3月7日まで延長された。(栃木県を除く)

第3波は一応終息に向かいつつあるように見える。

感染症分科会とアドバイザリボードの資料が公開された。

諮問委員会と対策本部の資料も、公開されるはず。

政府 新型コロナウイルス感染症対策

corona.go.jp/ 日本の情報はほぼ、ここに集約されている。

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