感染症情報の探し方入門

第42話 プランBのない国

　第2次世界大戦末期から導入された国家総動員の導入は、戦後も連綿と続いて今に至る。

　特徴

　1.　プランBを作らない。

　2.　異論は許さない。　異論を唱えるのは非国民。

　3.　過去の投資や犠牲にこだわり、方向転換ができない。

　4.　一億聡XXのキャンペーンが大好き。

　5.　巧妙な自粛への誘導。　空気と同調圧力。

　　　私は、空気を凍りつかせたり、過熱させたり、かき混ぜたり吹き飛ばしたりするのが好き

　6.　反対意見は敵。複数の視点がもてない視野狭窄。

　7.　希望的観測や願望と、科学的分析が合わないときに、科学的分析を無視する。

　8.　穏便に混乱を避けるように情報を小出しにする。

　　　　私は隠されている何かをしつこく追いかけるのが趣味

　9.　不謹慎という情報封殺。　不謹慎という人が当事者であることは少ない。

　例

　某組織の某理事が他の某理事の意見に対して「全員が一丸となる時期に反対意見を言うのはけしからん」

　数式処理ソフトで一番簡単な疫学モデルでシミュレーションしてみたところ、シミュレーションの結果は、バラメータに対する感度が非常に大きい。運が悪いと、簡単に感染爆発が起こる。「どうにか、踏みとどまっている」という状況は、かなり危険だと思う。潜伏期間が長い場合、シミュレーション結果はカオス的になる可能性がある。

　神戸大 岩田健太郎先生が紹介していた横浜市立大 COVID-19情報共有　佐藤彰洋先生のシミュレーション結果を見て欲しい

　www.fttsus.jp/covinfo/

　未発見の感染源が少し増えただけで、終息までの期間が大きく変わる。

　米国は終息まで18ヶ月かかると予想して、対策を始めたようだ。

　日本疫学会　新型コロナウイルス関連情報特設サイトの内容が増えている

　jeaweb.jp/covid/index.html

　3月22日のNHK スペシャル　緊張感が凄かった