4.防御系

 自分の周りにバリアを張り、さまざまな干渉を防ぐ能力です。特徴としては、重ねがけすることでレベルの底上げができることが挙げられます。

 例えば、障壁シールドLevel.1の人が10人いれば、10人を含む一定エリア、つまりLevel.2にまで拡張できます。

 こちらも技の内容によってLevel.1~Level.4まであります。


●通常技

  ・防御ガード:自分の体にフェルティガを纏わせ、物理的攻撃から身を守る技です。

     どれだけの打撃に耐えられるかはその人の能力次第です。

 (Level.1)自分の体にフェルティガの鎧を纏わせることができる。

 (Level.2)自分の体にフェルティガの鎧を纏わせ、攻撃を跳ね返すことがで

     きる。

 (Level.3)対象物にフェルティガの鎧を纏わせることができる。

 (Level.4)対象物にフェルティガの鎧を纏わせ、攻撃を跳ね返させることが

     できる。


 ・強化:物理的攻撃の威力の底上げをする能力です。攻撃系っぽいですが、自分

     の体から離して使用することはできず、あくまで自分の体に纏わせるも

     のなので、防御ガードLevel.1の派生となります。威力はその人の能力次第な

     ので、これはLevel.1のみ。朝日が得意としている技です。使用法とし

     ては、打撃に上乗せして攻撃力を上げる、足を強化して高くジャンプす

     る、などです。


 ・治癒:フェルティガエは自分の傷を癒すことはできるので、ここで言う治癒は

     他者を癒すことができる能力を指します。派生技として、フェルティガ

     エの自然治癒力を促進させる、出産時の負荷軽減、などがあります。

     作中で朝日が覚えた痛みを取る能力は初歩中の初歩で、どれぐらいの傷

     を癒せるかはその人の能力によります。


 ・破壊:フェルティガの効果を打ち消す能力です。強化からの派生ですが、固有

     技ではないものの、かなり珍しいです。マリカが使っていました。


 ・障壁シールド:一定エリア内にバリアを張り、さまざまな干渉を防ぐ能力です。どれだ

     けの干渉を防げるかは、その人の能力次第です。何を防ぎ、何を通すか

     は、術者の意思次第となります。

 (Level.1)自分の体にバリアを張ることができる。

 (Level.2)自分を中心とした一定のエリア内にバリアを張ることができる。

 (Level.3)自分を含まないエリア内にバリアを張ることができる。

 (Level.4)自分を含まないエリア内にバリアを張ることができる。その場から

     離れても効果は一定時間持続する。


●固有技

 ・完全防御クイヴェリュン:女王のみが使用できる、究極の結界。作中ではフレイヤ女王とシィ

     ナが発動しました。何を通し何の侵入を防ぐかは女王の意思次第です

     が、二人が張った結界はちょっと内容が違います。

   フレイヤ女王:エルトラの敵、その攻撃をすべて弾く。エルトラの民の出入

       りは可能。バリアの範囲はエルトラ王宮とその周辺の町や村まで。

       テスラ全土の四分の一程度。

        キエラとの戦争中、託宣により授けられた特別な呪文。元々は

       そのシーンもあったのですが、カットした覚えがあります。

   シィナ:すべての出入りを完全に遮断するバリア。中からは外を視認するこ

       ともできない。バリアの範囲はウルスラ全土の8割ほど。

        ウルスラの血が継承している記憶の中にある呪文で、女王のみが

       行使できます。


 ・絶対障壁シイヴェリュ:チェルヴィケンの血筋三人以上を必要とする結界。作中ではヒール

     と暁&フィラの民が発動しました。ある程度の段階があり、ヒールと暁

     たちでは内容が少し違います。

   ヒール:フェルティガエが侵入すること、および干渉することを防ぐ。自分

     の寿命を用いて一人でかけたため、やや不完全な物となってしまいまし

     た。朝日の能力が開花するに従ってその効果は失われ、消滅。

   暁&フィラの民:フィラの民以外の侵入を防ぐ。出るのは自由。

     チェルヴィケン直系である暁が参加したこと、かなり血は遠いものの、

     傍系を十人ほど揃えたため、発動条件は完全に満たしていました。

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